京都大学霊長類研究所 Primate Research Institute, Kyoto University

  公開講座「サルから学ぶ」 8月24日、25日実施

参加者募集案内:参加申込み受付期間は7月18日までです。


京都大学霊長類研究所 公開講座 「サルから学ぶ」

日 時:8月24日(木)、25日(金)、10:00-17:00
場 所:京都大学霊長類研究所(犬山市)
定 員:60名(定員を超える場合は抽選)
受講料:7,200円

プログラム

    8月24日(木)

10:00〜10:15  所長挨拶、説明
10:20〜11:50 講義:室山 泰之
「危機に瀕している霊長類:霊長類の保全と管理」
13:00〜14:30 講義:川本 芳
「種をめぐる2つの話題: マカクの新種と外来種問題」
14:40〜17:00 実習

    8月25日(金)

10:15〜11:45 講義:大石 高生
「脳損傷からの機能回復:もう一度じょうずにつかめるように」
13:00〜14:30 講義:三上 章允
「前頭葉と記憶:思考過程で使われる記憶はどう処理される」
14:40〜17:00 実習



講義内容

室山 泰之 「危機に瀕している霊長類:霊長類の保全と管理」...現在地球上には200種以上の霊長類がいるといわれていますが、多くの霊長類種が絶滅の危機に脅かされています.この講義では霊長類の現状とその存続を脅かしているさまざまな要因について概説するとともに、わたしたちに馴染みの深いニホンザル(Macaca fuscata)の現在の状況を紹介します.
川本 芳 「種をめぐる2つの話題:マカクの新種と外来種問題」...最初の話題は新種発見です。昨年、インド東北部のアルナチャールプラデシュ山岳地帯で新種が報告されました。21世紀になってニホンザルに近いマカクザルの新種が発見されるとは思っていなかったので驚きました。隣国ブータンでの調査結果などを交えこの発見のもつ意味について紹介します。次は国内で起きている外来種問題です。3年前に本講座で紹介した話題ですが、新しい状況の変化や発見があったので紹介します。いずれの話題も“種”とは何かという疑問について新しい問題を投げかけているように思います。 
大石 高生 「脳損傷からの機能回復:もう一度じょうずにつかめるように」...病気や怪我で脳や脊髄が損傷すると、壊れた部位がつかさどる機能が失われてしまいます。しかし、条件が整えば、失われた機能がある程度回復することがわかってきました。脳や脊髄の損傷で、小さなものをつまみ取ることができなくなったサルも、リハビリテーションをすることによって再び器用さを取り戻します。どのようなメカニズムで運動機能が回復していくのかを調べている研究の最前線を紹介します。
三上 章允 「前頭葉と記憶:思考過程で使われる記憶はどう処理される」...霊長類の大脳皮質では、連合野と呼ばれる部分が良く発達しています。連合野の中でも特に前頭葉の連合野(前頭連合野)は、高次の精神機能を担っています。講義では前頭連合野の役割のひとつであるワーキング・メモリー(作業記憶)について解説します。ワーキング・メモリーは短期の記憶ですが、電話番号を覚えるような単純な記憶ではありません。思考過程で使われる記憶です。こうしたワーキング・メモリーの働きを脳の1個1個の神経細胞の働きから説き明かす研究を紹介します。


実習内容(2つ選択。申込みに際しては第3希望もお書きください。)

形態学
遠藤秀紀)
動物の身体の仕組みを、眼で直接見て理解してみましょう。サルの頭骨やネズミの身体を使って、彼らがどのように進化して、どのように生活しているか、その生存を支える仕組みを、動物の形から理解することを試みます。脳を収納する巨大なサルの頭蓋骨や、内臓を的確に吊り下げているネズミの胸部と腹部を観察するのがおもな狙いとなるでしょう。
遺伝学
田中洋之
「DNA鑑定と分子遺伝マーカー」...近年ニュース等で「DNA鑑定」という言葉をよく耳にします.今年度の遺伝学実習では,「DNA鑑定」の原理や方法について知っていただくため,ニホンザルを対象にして分子遺伝マーカーの分析を行います.
野外観察
室山泰之
霊長類研究所の放餌場に飼育されているニホンザルを観察します.基本的な社会行動について説明したあと,個体間の社会交渉について行動記録をとって分析してみます.
心理学
友永雅己、田中正之
チンパンジーが生活する野外運動場と、チンパンジーが実際に学習課題に取り組む実験室を見学します。チンパンジーの生の姿を見ていただきながら、彼らの生活について説明します。また、チンパンジーが取り組んでいるのと同じ課題を展示資料室にあるコンピュータで体験します。
脳科学
三上章允
ヒトやサルの本物の脳標本を観察します。また、コンピュータを用い前頭葉の働きを調べるために開発したたテスト課題を体験します。


申し込み方法  参加申込み受付期間は7月18日までです。

(1)郵送:官製往復葉書の往信用に、
@「公開講座申込」の旨、
A住所、
B電話番号、
C氏名(よみがな)、
D年齢、
E性別、
F職業、
G希望する実習科目(形態学、遺伝学、心理学、野外行動観察から2つ選択)
H希望する実習科目の第三希望(人数により希望に添えない場合)
を明記し、7月18日(消印有効)までに、下記宛先にお送りください。
受講の採否をお知らせしますので、返信用に住所と名前をお書きください。なお、申し込みは1人1葉とします。

(2)インターネット:霊長類研究所のホームページの「公開講座」の項目からフォームに従って入力してください。連絡の都合上、電子メールアドレスをお持ちの方に限ります。

連絡先:484ー8506 愛知県犬山市官林41 京都大学霊長類研究所、「公開講座」係
電話:0568-63-0512、FAX: 0568-63-0085、電子メール:kou18@pri.kyoto-u.ac.jp 

公開講座に参加希望の方は、以下のフォームをメールにコピーしてE-mail: kou18@pri.kyoto-u.ac.jp まで申し込んで下さい。E-mailの題名は、「公開講座申し込み」としてください。なお、このフォームによる申し込みは確実に連絡できる電子メールアドレスをお持ちの方に限らせていただきます。電子メールアドレスをお持ちでない方は郵送による申し込みをして下さい。

電子メールでの申し込み用フォーム

氏名(ふりがな):
年齢:
性別:
職業(学生の方は大学、学部、○回生;○○高校生物担当教員;主婦など):
電子メールアドレス:
郵便番号:
住所:
電話番号:
希望する実習科目(形態学、遺伝学、心理学、野外観察、脳科学から二つ選択してください): 
希望する実習科目の第三希望(人数により希望に添えない場合):

 *フォーム受信後、「申し込み受付完了」を確認するメールをお送りします。申し込み後、数日経っても確認メールが届かない場合は、総務掛 まで電子メール(E-mail: )でお問い合わせ下さい。

 参加希望者多数の場合は抽選となります。フォームで申し込んだ方への採否の通知は、締切日(2006年7月18日)以降に電子メールでお知らせします。

 


アクセス

京都大学霊長類研究所への交通についてはこのホームページ内の交通案内(概要内のアクセス)をご覧ください。



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