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研究メンバー

早川 卓志

霊長類味覚受容体のゲノム進化

ゲノム進化分科D3 / 日本学術振興会特別研究員DC1

早川 卓志 HAYAKAWA, Takashi

Tel:0568-63-0273 E-mail:hayakawa.takashi.46s@st.kyoto-u.ac.jp

関心と研究テーマ

 生物の感覚がどのように進化してきたかについて関心を持っています。感覚進化と言っても適応的な進化 (新しい感覚を生み出す)、保存的な進化 (重要な感覚は失われない)、退化的な進化 (使わない感覚が失われる) など、多様な形があります。これら様々な感覚進化の動態をゲノムレベルで切り分けて、統合的な理解を得ることを目標としています。
 現在は味覚受容体遺伝子ファミリーの種間・種内多様性を比較解析することで、多様な食性と環境変動に晒されてきた霊長類の味覚がどのように進化してきたかを解明することをテーマに研究しています。とりわけチンパンジーの苦味感覚に遺伝的な地域差がある (Hayakawa et al. 2012) ことに注目し、実際にチンパンジーが生息するアフリカに出かけ、野生チンパンジーが採食する植物と苦味受容体遺伝子との関係を調べています。
 また、霊長類・齧歯類など28種類の哺乳類のゲノムを網羅的に比較することで、我々ヒトを含む真猿類において苦味受容体遺伝子のレパートリーが発達したことも明らかにしました(Hayakawa et al. 2014)。このことは、嗅覚退化とのトレードオフや、植物食性の発達などと、関連があると考えています。真猿類で発達した苦味受容体レパートリーは、チンパンジーの地域差進化においても特殊な傾向を示していたため、真猿類の採食生態において重要な役割を果たしていると考えられます。

略歴

2006年3月 東海高等学校 卒業
2006年4月 京都大学 理学部 理学科 入学
2010年3月 京都大学 理学部 理学科 (生物科学系) 卒業
2010年4月 京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 修士課程 入学
2012年4月 京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 博士後期課程 進学
2012年4月 日本学術振興会 特別研究員 (DC1)

執筆 (英語)

執筆 (日本語)

発表 (英語)

発表 (日本語)

賞罰

報道

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