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わんぱーくこうちアニマルランドにおけるチンパンジーの環境エンリッチメント

門田 智恵美、 わんぱーくこうちアニマルランド

 わんぱーくこうちアニマルランドのチンパンジーの展示場は、屋内展示場のみである。前面が強化ガラス、天井部分が鉄格子、床と壁面3面はコンクリート製で、ガラスが 割れる危険性などの構造上の問題で、遊具を入れるのに制限がある。その中で幾つかの環境エンリッチメントを行った。その結果を報告する。
 3次元空間の利用を図るために、壁面に金属を取り付け、ロープを張り巡らせた。また上部空間を利用できるように壁面に棚を取り付け、中央の擬木から壁面に丸太を渡した。その結果、上部空間の利用が増え、個体によっては滞留時間も延びた。
 採食時間を延ばすための試みとして、人工蟻塚や、ジュース飲みの道具を取り付けた。また、ひまわりの種や牧草、ハトのエサを与えた。ジュース飲みの道具として、以前から人工蟻塚を設置していた。しかし 10歳と9歳の若い個体しか利用できなかった。その為、もう少し簡単にジュース飲みをできる道具として、格子部分に円筒形の容器と立方体の容器を取り付けた。その結果、今まで人工蟻塚を利用する事ができなっかった個体も、ジュース飲みの道具を利用した。ひまわりの種とハトのエサは、そらをバラ蒔くことによって探す時間を与えた。また、殻をむいたり噛み砕くのに時間を要した。牧草は長い時間をかけて噛みしだき、残った繊維をガムのようにして、口中に持ったままにしているのが見られた。
 遊具としては古着、わらを与えた。古着は、頭に被ったり尻に敷く行動が見られた。また、 1頭の若いメス個体では、頭に被って自分の目をふさぎ視界を塞ぐことを楽しんだり、古着を格子に掛けぶら下がって遊んだ。わらは、すべての個体が円状に集めて整えベットを作った。また、ジュースを舐めとるのに使ったり、耳掃除をするのに利用した個体もいた。若い雄は、誇示行動の際にわらを振り回し、効果を上げた。牧草と同じように噛みしだきガムのように利用する個体もいた。