ENGLISH トップ 所長挨拶 概要 教員一覧 研究分野・施設 共同利用・共同研究 大型プロジェクト 国際集会 教育,入試 広報,公開行事,年報 新着論文,出版 教員,職員公募 国際共同事業 霊長類研究基金 リンク アクセス HANDBOOK FOR INTERNATIONAL RESEARCHERS Map of Inuyama サイトマップ
トピックス
コラム・連載 質疑応答コーナー ボノボ チンパンジー「アイ」 頭蓋骨画像データベース 霊長類学文献データベース サル類の飼育管理及び使用に関する指針 Study material catalogue/database 野生霊長類研究ガイドライン 霊長類ゲノムデータベース 写真アーカイヴ ビデオアーカイヴ

京都大学霊長類研究所
郵便番号484-8506
愛知県犬山市官林
TEL. 0568-63-0567(大代表)
FAX. 0568-63-0085

本ホーム・ページの内容の
無断転写を禁止します。
Copyright (c)
Primate Research Institute,
Kyoto University All rights reserved.


お問い合わせ



VI 共同利用研究

1. 概 要



昭和57年以来,研究課題として「計画研究」並びに「自由研究」を併置し,昭和62年度には「資料提供」を設置した。さらに平成6年度から「所外供給」を新たに設置し,これらに係る共同利用研究が実施されている。「計画研究」とは,本研究所内推進者の企画に基づいて共同利用研究者を公募するもので,個々の「計画研究」は3〜5年の期間内に終了し,まとめた成果を公表する。「自由研究」とは「計画研究」に該当しないプロジェクトで,応募者の自由な着想と計画に基づき所内対応者の協力を得て,継続期間3年を目処に研究が実施されている。「資料提供」とは,資料(体液,臓器,筋肉,毛皮,歯牙・骨格,排泄物等)のみを提供する共同研究として実施されている。「所外供給」とは,本研究所以外の研究機関で行うことがより適切な研究のために,生体のサルを所外に供給するものである。

平成13年度の計画課題,応募並びに採択状況,研究会等の概略は以下のとおりである。

(1) 計画研究

実施予定年度:課題推進者,下線は代表者)


1. 生体分子の構造解析による霊長類の系統進化
平成11年度〜13年度:
竹中 修・景山 節・庄武孝義
遺伝様式を異にする核,ミトコンドリア,Y染色体上DNAの微小変化やダイナミックな変化あるいはcDNA分析や微量タンパク質の高感度分析等生体分子の構造解析により霊長類の系統進化を明らかにする。

2.サルにおける環境化学物質の蓄積と分子的生理的応答の研究
平成11年度〜13年度:
浅岡一雄・景山 節・鈴木樹理
内分泌攪乱物質など,特定の化学物質を対象として,各地のサルとその生育環境に広まる蓄積量を調査研究する。サルの応答を酵素,レセプター,ホルモン調節,感覚や生殖などから分子的生理的に研究する。関連する評価測定法の開発や年齢や人を含む霊長類間の比較研究も望まれる。

3.比較による霊長類の解剖学的研究
平成11年度〜13年度:
茂原信生・毛利俊雄
ものごとを理解したり,説明したりするためには比較はもっとも有力な手段のひとつである。霊長類の解剖学的特徴の記載においても,人体解剖用語を使用することによってすでにヒトとの比較が行われている。比較に焦点をあてて,霊長類の多様な解剖学的特徴を研究する。

4.ニホンザルの食物選択と採食競合に関する研究
平成11年度〜13年度:
上原重男・森 明雄・大澤秀行
霊長類の食物選択には,個体の栄養学的要求,食物の利用可能度,個体間・群間の競合などが影響する。この問題について,採食戦略と生息環境や社会構造との関連,採食レパートリーや技術の伝播,実験室での選択実験や栄養分析など多様な側面から研究する。

5.野生ニホンザル地域個体群の動態と保護管理
平成11年度〜13年度:
渡邊邦夫・室山泰之・杉浦秀樹・後藤俊二・鈴木 晃
野生ニホンザル各地域個体群の特徴を明らかにしながら,それぞれの将来予測をも含めて保護管理のための方策を探る。各地域個体群の動態や生息実情把握のための方法,猿害と人間による生産活動の調整技法,繁殖パラメーターや有害駆除をおりこんだ将来の動態予測,生息環境の評価などから,従来の保護管理のための議論を再考する。

6.霊長類におけるストレス反応のメカニズムとその応用
平成12年度〜14年度:
鈴木樹理・友永雅巳・上野吉一
霊長類におけるストレス反応について,基礎的および応用的な研究を行う。物理的のみならず,霊長類に特有な心理的,社会的ストレスに対する生理学的変化や心理学的,行動学的変化の分析によってストレス反応定量系の確立を行う。またストレス反応時の神経・内分泌・免疫系の相互のかかわり合いを解明する。更に,既に確立された定量系を用いて,霊長類の飼育環境や実験環境の評価系の検討を行い,動物福祉への応用研究を進める。

7.チンパンジー乳幼児期の認知行動発達の比較研究
平成13年度〜15年度:
松沢哲郎・友永雅己・小嶋?三・濱田 穣・田中正之
チンパンジーを含む類人猿の乳幼児期における認知・行動の発達を形態学的,生理学的研究と関連させ幅広い視点で研究する。特に,基礎的な知覚・認知や運動の発達,社会的認知,コミュニケーション,社会的知性などの発達を軸にチンパンジーを含む類人猿を特徴づける認知機能や行動の特性とその発達過程を他の霊長類種とも比較しつつ検討する。

8.霊長類における色覚の特性とその系統比較の研究
平成13年度〜15年度:
三上章允・上野吉一・脇田真清・竹中 修・後藤俊二
霊長類はすぐれた視覚能力を持ち,視覚動物と言われる。本研究課題では,特に,色覚を取り上げ,遺伝子レベル,ニューロン・レベル,行動レベルでの特性の解明,脳内機構の解明,その系統比較に取り組む。


(2) 応募および採択状況

課題 応 募 採 択 採択
計画 1 5件 (7名) 4件 (6名)
計画2 6件 (9名) 6件 (9名)
計画3 4件 (5名) 3件 (4名)
計画4 0件 (0名) 0件 (0名)
計画5 7件 (10名) 7件 (9名)
計画6 6件 (9名) 6件 (9名)
計画7 10件 (14名) 9件 (11名)
計画8 4件 (8名) 4件 (8名)
自由 40件 (51名) 36件(内2件辞退) (48名)
資料 8件 (10名) 13件(内1件辞退) (17名)
所外 所外継続 6件 (6名) 6件12件 (6名)



(3) 研究会

平成13年度は,以下のとおり7件の研究会が採択・実施された。

1.霊長類の生体防御と疾病(2):Bウィルスおよび関連ヘルペスウィルス
平成13年9月22日〜23日
中村 伸・清水慶子・松林清明・景山 節・藤本浩二

2.野生ニホンザル地域個体群の管理手法
平成13年9月29日〜30日
渡邊邦夫・後藤俊二・室山泰之・杉浦秀樹

3.オランウータンの現状と研究の進め方
平成14年1月11日〜12日
鈴木 晃・足澤貞成

4. 日本産哺乳類相の成立と変遷
平成14年1月24日〜25日
相見 滿・川本 芳・平井 啓久・上原重男

5.動物園の生物学:動物園動物を研究対象にするためには
平成14年2月8日〜9日
上野吉一・鈴木樹理・マイケル=A=ハフマン
友永雅己

6.熱帯林における同所的霊長類の種間関係の多様性をさぐる
平成14年2月15日〜16日
大澤秀行・丸橋珠樹

7.第31回ホミニゼーション研究会「知性の進化」
平成14年3月14日〜15日
上原重男・友永雅己・マイケル=A=ハフマン
本郷一美・田中洋行


トップへ戻る