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京都大学霊長類研究所 > 年報のページ > 2003年度 > V. 自己点検評価委員会報告

京都大学霊長類研究所 年報

Vol.34 2003年度の活動

V 自己点検評価委員会報告

平成15年度の自己点検委員会は新たなメンバーで発足した.委員会の活動として以下のことをおこなった.

1.各種自己点検報告書の提出
  • 1) 21世紀COEプロジェクト(平成14年度分)
  • 2) 平成14年度非常勤研究員,学術振興会特別研究員報告書

上記2つのものについては提出後ファイルにまとめ図書室に保管した.

2.研究活動の分析

Institute for Scientific Information (ISI)社のデータベースを利用した論文被引用度,発表雑誌のImpact Factorを調査し,研究所の研究活動を分析した.この分析は法人化にともなう研究所の中期計画・中期目標がつくられ,研究の水準・成果の検証に関する具体的方策が示されたことからその主旨を汲んでおこなったものである.2004年2月5日に全教官を対象に分析結果をフィードバックした.以下は各調査項目とそのとりまとめである.

1) 過去全業績による全所的検討

ここでいう業績は英文業績だけについての検討であり,和文のものは含まれない.引用数に関しては年齢順並べると大きく2つのピークがある.若手研究者(40歳前後)の引用数のピークが全体に低い.10〜10数年後の近未来にシュミレーションした全体の引用数ピークは現状より悪くなることが予想される.

2) 過去全業績による分野別検討

各分野の発表論文数に大きな差はないが引用数での差が非常に広がっている.研究の内容に原因する要素もあると考えられるが,high impact journalあるいはleading journalに発表するという考えが必要ではないか.

3) 日本の研究の現状に関する資料と研究所の比較検討

他機関との比較ではデータの収集期間が異なり直接の比較が難しいが,研究所の業績はやや低めと考えられる.国際的な観点から見れば,日本のhigh quality論文の生産力は過去20年で確実に上昇しており,研究室総数に大きな変化ないと考えられることから研究室当たりのhigh quality論文は増加していると思われる.今後もこの傾向は予想されるが,霊長類研究所では必ずしも上昇傾向は予想されないのは懸念される.

4) 最近10年間の業績による全所的検討

全体に共著論文(10年前以前の56%から73%に増加)の割合が増えている.またCitation数の集計結果は全体の76%が共著によるものであり同じ傾向を示している.このことは院生・研究生などの指導論文の増加,共同研究,共同利用の増加とともに,COEなどの研究費の効果があったと考えられる.しかしながら共著の実体がどのようなものであるのか今後の調査が必要であろう.

5) 最近10年間の業績による分野別検討

共著の割合は分野による差はあまりなく,個人差が大きい.

6) 最近10年間の業績による全所的検討(第一著者による)

論文生産力は高年齢者を含め少し低めな人がいるが,全体としてバラツキは少ない.それに比べCitation数はかなり差が広がっている.

7) 最近10年間の業績による分野別検討(第一著者による)

分野によってはCitation, Impact Factorが過去の全集計データに比べると最近10年でよくなる傾向が出ているところがあるが悪くなっているところもある.後者に関しては分野での検討が必要であろう.また各分野でCitation数を上げる主体が教授・助教授となっているところが多い.若手のCitation数が全体的に低いのは研究所の今後の研究活動を高める上で問題ではないか.

今回の研究活動分析は,英文業績に限られ,またISI社の引用数とImpact Factorという指標を用いておこなったものであるが,研究所のActivityについて有用なデータが得られたものと考える.研究所の研究活動は日本の他の研究機関に比べ高いと言えない現状であろう.しかしより大きな問題点としては今後の研究活動を高めないとさらに下降傾向におちいることが懸念されることである.

自己点検・評価委員会としては平成16年度に教育,学会活動,外部資金獲得などについて点検をすすめ,研究を含めて総合的な検討をおこなう予定である.

  • 自己点検評価委員会
  • 景山節(委員長)・高井正成・マイケル・ハフマン・清水慶子・泉明宏・茂原信生所長

(文責:景山節)

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