ENGLISH トップ 所長挨拶 概要 教員一覧 研究分野・施設 共同利用・共同研究 大型プロジェクト 国際集会 教育,入試 広報,公開行事,年報 新着論文,出版 教員,職員公募 国際共同事業 霊長類研究基金 リンク アクセス HANDBOOK FOR INTERNATIONAL RESEARCHERS Map of Inuyama サイトマップ
トピックス
コラム・連載 質疑応答コーナー ボノボ チンパンジー「アイ」 頭蓋骨画像データベース 霊長類学文献データベース サル類の飼育管理及び使用に関する指針 Study material catalogue/database 野生霊長類研究ガイドライン 霊長類ゲノムデータベース 写真アーカイヴ ビデオアーカイヴ

京都大学霊長類研究所
郵便番号484-8506
愛知県犬山市官林
TEL. 0568-63-0567(大代表)
FAX. 0568-63-0085

本ホーム・ページの内容の
無断転写を禁止します。
Copyright (c)
Primate Research Institute,
Kyoto University All rights reserved.


お問い合わせ

京都大学霊長類研究所 > 年報のページ > 2004年度 − III 研究活動 認知学習分野

京都大学霊長類研究所 年報

Vol.35 2004年度の活動

III 研究活動

認知学習分野

正高信男,泉明宏

研究概要
A-1) 言語習得の身体的基盤の認知神経科学的研究

正高信男

手話の習得や視聴覚情報と自己受容感覚との統合過程など,高次認知機能の身体的基盤が言語習得に果たす役割を,乳幼児を中心として,心理実験および神経活動の非侵襲的手法をもちいて研究した.学習の過程を縦断的に追跡することで,情報処理の発達が脳・身体の可塑性と,どう関わるかの解明をめざしている.

A-2) 学習困難を持つ子どもの心理課題遂行時の脳内機序の解明および支援プログラムの評価

正高信男,久保(川合)南海子(非常勤研究員)

学習困難をもつ子どもの認知機能と脳機能の関連性の分析を行い,学習困難に関する類型化を行った.

B) テナガザル類における種特異的音声の多様性に関する研究

正高信男,杉浦秀樹(社会構造分野),田中俊明(野外施設教務補佐員),親川千紗子(大学院生),香田啓貴(大学院生)

インドネシアに生息する野生アジルテナガザルを対象にテナガザルの音声の多様性に関する研究を行っている.本年度はスマトラ島集団,カリマンタン島集団の音声収集,音響分析を行った.分析の結果,音声には音響的に頑健な個体差があることと地域差が存在することが明らかとなった.

C) ニホンザルの音声コミュニケーションに対する社会的影響

Lemasson・Alban(日本学術振興会外国人研究員),Jubin・Ronan(外国人共同研究員)・正高信男

本年度は円滑な研究遂行のための機材などのセットアップなどをおこなった.ニホンザルの音声に与える社会的影響を調査するために,霊長類研究所の放餌場に飼育されているグループを対象に,社会関係を把握した.おもに個体識別をおこない,サルの放餌場移動の履歴を調査して対象とするニホンザルを選定した.また同時に,野外録音するために機材を製作し,音声をコンピュータに取り込み音響分析できる環境を整えた.来年度は,前年度までフランス,ケニアにおいて行っていたキャンベルズモンキーの音声研究を土台として,ニホンザルでの比較研究を行う予定である

D) チンパンジーにおける視聴覚統合

泉明宏

チンパンジーにおける視聴覚統合処理について研究をおこなった.視聴覚の見本合わせ課題により,他個体の発声と表情の関連の理解について検討した.

E) ニホンザルにおける性認知の研究

泉明宏,木場礼子(大学院生)

同種他個体の性の認知について検討するために,視覚性性弁別課題により性弁別,感覚性強化により性の選好性の検討をおこなった.

F) 行動実験制御装置およびプログラムの開発

南雲純治

実験用プログラム及びユーティリティの作成を行った.

G) 老齢ザルの認知機能に関する行動的評価

久保(川合)南海子(非常勤研究員)

加齢にともなう行動現象の変化について,老齢ザルと若齢ザルを対象に検討した.空間記憶や学習セットの形成,長期記憶などを調べる認知課題をおこなった.

↑このページの先頭に戻る

研究業績
論文
  1. Masataka, N. (2005) Development of communicative behavior as a precursor of spoken language in hearing infants, with implications for deaf and hard-of-hearing infants. Advances in the Spoken Language Development of Deaf and Hard -of-Hearing Children : 42-63.
  2. Ceugniet, M., Izumi, A. (2004) Individual vocal differences of the coo call in Japanese monkeys (Macaca fuscata). Comptes Rendus Biologies 327(2): 149-157.
  3. Ceugniet, M., Izumi, A. (2004) Vocal individual discrimination in Japanese monkeys. Primates 45(2): 119-128.
  4. Izumi, A., Kojima, S. (2004) Matching vocalizations to facial gestures in a chimpanzee (Pan troglodytes). Animal Cognition 7(3): 179-184.
  5. . Lemasson, A., Hausberger, M. (2004) Patterns of Vocal Sharing and Social Dynamics in a Captive Group of Campbell's Monkeys (Cercopithecus campbelli campbelli). Journal of Comparative Psychology 118(3): 347-359.
  6. .久保(川合)南海子 (2004) 老齢ニホンザルと若齢ニホンザルにおける学習セットの形成と長期記憶. 動物心理学研究 54(1): 9-17.

↑このページの先頭に戻る

総説
  1. .正高信男(2004). ことばの進化. 片桐恭弘・片岡邦好編. 「講座社会言語科学第5巻」142-157. ひつじ書房. 東京
  2. .正高信男 (2004) 霊長類研究からみた子どもの虐待. 子どもの虐待とネグレクト 6: 205-208.
  3. .泉明宏 (2004) 動物の"音楽"認知. 言語 33(6): 50-55.

↑このページの先頭に戻る

著書(単著)
  1. .正高信男 (2004) 人間性の進化史. pp.178, 日本放送出版協会, 東京.
  2. .正高信男 (2004) 天才はなぜ生まれるか. pp.196, 筑摩書房, 東京.

↑このページの先頭に戻る

学会発表等
  1. . Oyakawa, C., Tanaka, T., Koda, H. (2004) Variability in the duet of wild agile gibbons. 21cCOE International Symposium (Mar. 2005, Inuyama, Japan).
  2. .肥田床, 橋彌和秀, 泉明宏, 長谷川寿一 (2004) ヒトにおけるチンパンジーの情動情報の認知. 第20回日本霊長類学会大会 (2004年7月, 犬山).
  3. .正高信男 (2004) 言語の段階的進化仮説の検証. 日本進化学会第6回大会シンポジウム「言語進化」 (2004年8月, 東京).
  4. .久保(川合)南海子 (2004) 老齢ザルの位置再認における刺激呈示方向と付加手がかりの効果. 日本動物心理学会第64回大会 (2004年8月, 大阪).
  5. .久保(川合)南海子 (2004) ワークショップ「NIRS(光トポグラフィ)研究,最新の成果」. 日本心理学会第68回大会 (2004年9月, 大阪).
  6. .久保(川合)南海子, 正高信男 (2004) NIRSを用いた言語習得研究をめざして. 日本認知科学会2004年冬のシンポジウム (2004年12月, 東京).
  7. .山口智恵子, 泉明宏 (2004) 給餌者の状態がニホンザルのフードコールに与える影響. 日本動物行動学会第23回大会 (2004年12月, 福岡) 発表要旨集 : 50

↑このページの先頭に戻る

講演
  1. N.Masataka(2004). The role of mirror system for language learning. Invited talk at 4th Sony CSL Workshop. April 26th, 2004, Bologna. Italia.
  2. 正高信男(2004). ヒトはなぜ子育てに悩むのか. 愛知県児童館連絡協議会総会講演. 2004年4月21日. 犬山.
  3. 正高信男(2004). 子育て問題の今日と明日. 京都女子大学発達教育学部開設記念特別講演. 2004年5月15日. 京都.
  4. 正高信男(2004). ケータイを持ったサル. 昭和女子大学開学50周年記念講演会. 2004年6月13日. 東京.
  5. 正高信男(2004). 子どものいない国に未来はない. 東京青年会議所2004年度7月例会招待講演. 2004年7月14日. 東京.
  6. 正高信男(2004). 子どもはことばをからだで覚える. 平成16年度全国聴覚障害教職員シンポジウム兵庫大会特別講演. 2004年8月5日. 神戸.
  7. 正高信男(2004). ケータイを持ったサル. 第24回国際ロータリー合同大会記念講演. 2004年10月3日. 富岡.
  8. 正高信男(2004). ケータイを持ったサル. 梅光女子大学子ども学部開設記念特別講演. 2004年11月6日. 下関.
  9. 正高信男(2004). 言語能力の脳科学的理解をめざして. 科学研究費補助金 特定領域研究「新世紀型理数系教育の展開研究」シンポジウム. 教育と脳科学の出会い招待講演. 2004年11月22日. 仙台.
  10. 正高信男(2004). 地域の世代間で支える子育て. 第3回全国つどいの広場事業完成交流セミナー特別講演. 2004年11月27日. 善通寺
  11. 正高信男(2005). 個性的=独創性を備えた人間. 平成16年度浜松市教育委員会特別支援教育研修会招待講演. 2005年1月25日. 浜松.
  12. 正高信男(2005). ヒトはなぜ子育てに悩むのか. 第30回保育総合研修会特別講演. 2005年2月10日. 神戸.
  13. 正高信男(2005). ケータイを持ったサル. 日本ユニシステクニカルシンポジウム特別講演. 2005年2月15日. 名古屋.
  14. 正高信男(2005). 言語起源論再考. 第17回言語処理学会特別講演. 2005年3月17日. 高松
  15. 正高信男(2005). ケータイを持ったサル. 経済同友会定例講演会. 2005年3月20日. 東京.

↑このページの先頭に戻る

その他
  1. 正高信男(2005). 悪質商法と若者心理. 国民生活1月号. 4-5.
  2. 正高信男(2004). 「キレる」心理. 刑政:115(11). 16-26.
  3. 正高信男(2004). 日本的風土・アジア的風土. 淡交:58(7). 34-35.
  4. 正高信男(2004). 味噌煮込みうどんで解くブームの秘密. 中央公論11月号. 256-263.
  5. 正高信男(2004). 言語の起源を再検討する. 月刊「言語」.33:6. 62-69.
  6. 正高信男(2004). 0歳児絵本の効用. こどもの本. 2004年6月号. 2p.
  7. 正高信男(2004). 評判記. 読売新聞. 5月12日.
  8. 正高信男(2004). 評判記. 読売新聞. 6月16日.
  9. 正高信男(2004). 評判記. 読売新聞. 7月21日.
  10. 正高信男(2004). 評判記. 読売新聞. 8月25日.
  11. 正高信男(2004). 評判記. 読売新聞. 10月6日.
  12. 正高信男(2004). 評判記. 読売新聞. 11月17日.
  13. 正高信男(2004). 学びの時評. 読売新聞. 4月5日.
  14. 正高信男(2004). 学びの時評. 読売新聞. 5月17日.
  15. 正高信男(2004). 学びの時評. 読売新聞. 6月21日.
  16. 正高信男(2004). 学びの時評. 読売新聞. 8月30日.
  17. 正高信男(2004). 学びの時評. 読売新聞. 10月11日.
  18. 正高信男(2004). 学びの時評. 読売新聞. 11月22日.
  19. 正高信男(2005). 学びの時評. 読売新聞. 1月10日.
  20. 正高信男(2005). 学びの時評. 読売新聞. 2月21日.
  21. 正高信男(2004). バルボラ. 小説現代. 2004:9 420-421.

    ↑このページの先頭に戻る

    このページの問い合わせ先:京都大学霊長類研究所 自己点検評価委員会

    −6−