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京都大学霊長類研究所 > 年報のページ > 2004年度 > VI. NBRの活動

京都大学霊長類研究所 年報

Vol.35 2004年度の活動

VI. NBRの活動

ニホンザルバイオリソースプロジェクト(NBR)について

本プロジェクトはその活動内容をより忠実に表すため,平成16年夏より,従来のマカクザルバイオリソースプロジェクト(MBR)という名称に替えて,ニホンザルバイオリソースプロジェクト(NBR)と改称した.事業のスタート当初はニホンザル以外の種まで含めた検討を行うことを意図していたが,研究目的で使用されるマカク類の中でカニクイザル・アカゲザルなどは飼育下繁殖個体を輸入する体制が整備されているのに対し,ニホンザルは商業ベースで繁殖供給を行う体制がなく,本プロジェクトは事実上ニホンザルに対象を絞って国内での繁殖・供給の整備を目的としてきているのが理由である.

16年度の本事業は計画3年目を迎え,繁殖を委託している民間施設では約70頭の新規出産があって順調に推移している.同様に繁殖委託を受けている霊長類研究所では,本格的な飼育施設の建設を主目的とする17年度概算要求が認められ,自然に近い環境の中でサルを飼育する新しいタイプの放飼場を中心としたリサーチリソースステーション(RRS)の着工に向けた各種調査を開始した.このRRSが完成すれば民間施設と同程度の繁殖数が見込まれ,事業の両輪としてプロジェクトの発展を支える重要な基盤となる.

一方,本事業に対するある動物実験反対団体からの抗議活動が顕在化し,動物園の過剰繁殖個体の母群としての譲渡を差し止める住民訴訟が起こされた.16年度末までの段階では1審・2審ともに「譲渡は適法」との判決が出ているが,NBR委員会では本プロジェクトについての意義・目的をさらに広く社会に対して説明していく必要性を感じた.そのために,パンフレット・ニュースレターの発行やホームページ開設と平行して,16年度も公開シンポジウムを開催した.その概要は以下のとおりである.

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NBR第3回公開シンポジウム
  • 「ニホンザルの研究利用とその将来像」
  • 日時:2004年10月1日
  • 場所:日本薬学会長井記念ホール
  • 主催:ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」バイオリソース委員会
  • 後援:文部科学省,日本霊長類学会,日本神経科学学会,日本生理学会,国立大学動物実験施設協議会ほか
  •  
  • <プログラム>
  • 「NBRプロジェクトの進捗状況」伊佐正(NBR委員長)
  • 「NBRプロジェクトガイドラインと供給の流れ」泰羅雅登(NBR副委員長)
  • 「サルを用いた研究の果たしてきた役割」泰羅雅登(日本大学)
  • 「実験動物としてみたニホンザルの特性」松林清明(京都大学)
  • 「動物福祉とは」青木貢一(動物との共生を考える連絡会)
  • 「海外の動物実験審査制度について」鍵山直子(生理学研究所)
  • パネルディスカッション−日本におけるサルの研究利用〔座長〕茂原信生(京都大学)
  •  

このシンポジウムには動物実験に批判的な団体からも出席があり,活発な議論が行われた.

17年には動物愛護法の改正も予定されている.また,いわゆる外来生物規制法制定や感染症予防法の改正など,サルを用いた動物実験に大きな影響を持つ法規制に重要な変化が生じることが予想される.これらの動きを見極めつつ,NBRプロジェクトは独自のガイドラインやサル供給の募集要項を作成し,実際の供給開始に向けた作業を進めて行くことにしている.なお,ガイドラインや募集要項に関しては,動物実験の専門家集団である国立大学動物実験施設協議会および公私立大学動物実験施設協議会に内容を検討していただき,助言を得た.

(文責:松林清明)

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