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京都大学霊長類研究所
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京都大学霊長類研究所 > 年報のページ > Vol.47 目次

 

. 研究教育活動

1. 研究部門及び附属施設

(研究業績に記した#は共同利用研究の成果に基づくもの)

 

 

附属施設

人類進化モデル研究センター

霊長類研究所では、13種約1200頭の研究用サル類を飼育している。人類進化モデル研究センターは所内の各種研究の支援やナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)へのサルの供給のために、施設整備、各種母群の維持、飼育・繁殖、健康管理をおこなうとともに、これらのサルについての種々の研究を推進している。各々の専門性を活かし、飼育管理業務だけではなく、施設管理、データベースの構築・維持、検査業務等、多方面にわたって所内の活動を支援している。

2012年度より開始した、熊本サンクチュアリおよび日本モンキーセンターの獣医師による合同カンファレンスは、さらに京都大学ウイルス・再生医科学研究所の獣医師を加え、二月に1度の割合で実施した。また、2016年度からは日本モンキーセンター獣医師との連携を深め、一月に一度程度の割合で、手術のサポートを行った。

ニホンザルNBRPに関しては別途記載しているのでその項目を参照されたい。

人事に関しては、以下の通りである。2016年4月より技術補佐員の神原麻由、井戸みゆき、技能補佐員の佐々木敬子、5月より技能補佐員の子川みどり、事務補佐員の大堀美佳、8月より研究員の鷲崎彩夏、事務補佐員の小幡涼子、11月より技術補佐員の井上千聡、12月より技能補佐員の荻野奈美、1月より技能補佐員の西場正子を雇用した。また、5月に技能補佐員の荻野奈美・長谷川夕美子、8月に研究支援推進員の丹羽紗葉子、9月に技術補佐員の神原麻由、11月に技能補佐員の武藤久美、1月に技能補佐員の高木朋子、3月に研究支援推進員のゴドジャリ静が退職した。


<研究概要>

ニホンザル血小板減少症の発症・非発症機序の解明とマカク類のリスク評価法の開発

岡本宗裕

近年、京大霊長研および生理学研究所のニホンザル繁殖施設(以下生理研繁殖施設)において、原因不明の血小板減少症が流行し、多数のニホンザルが死亡した。我々は、疫学調査とニホンザルへの感染実験を行い、霊長研で発生したニホンザル血小板減少症の病因はサルレトロウイルス4型、生理研繁殖施設で発生した同症の病因はサルレトロウイルス5型(以下SRV-5)であることを明らかにした。平成28年度は、感染実験を行ったサンプルについて、免疫染色によるウイルスの局在を含めた病理学的検査を実施した。また、SRVの抗体検査に関しては、市販のキットによるELISAとウェスタンブロットを行ってきたが、ELISAキットのロット間でのバラツキが大きく、非特異的反応により判定が困難な場合もしばしば認められた。そこで、合成ペプチドを用いて抗原エピトープを特定し、より高感度で特異性の高い抗体検査法の開発を進めた。


無鉤条虫・アジア条虫感染家畜の迅速検査法の開発と宿主特異性規定因子の探索

岡本宗裕

本研究の第一の目的は、ウシとブタにおける無鉤条虫・アジア条虫感染を高感度で検出可能な迅速検査法の開発である。開発途上国を中心に地球規模で蔓延する人獣共通感染症であるテニア症・嚢虫症を根絶するためには、患畜を簡便に検出できる信頼性の高い検査法が必須である。本研究の第二の目的は、近年その存在が明らかになった無鉤条虫とアジア条虫の交雑体について、感染様式を解明することである。2 種の交雑体がアジア各地に分布することが判明した現在、「無鉤条虫はウシ、アジア条虫はブタが中間宿主」という既成観念を取り払い、改めて家畜における両種ならびに交雑体の寄生状況を調査する必要がある。また、交雑体も含めた比較ゲノム解析により、両種の宿主特異性を規定する遺伝因子を探索する。平成28年度は、ラオスの流行地において疫学調査を実施し、ブタおよびウシからテニア属条虫を採取した。ウシからの嚢虫採取は初めてのことであり、次世代シークエンサーを用いた遺伝子解析を実施した。


有鉤条虫の撲滅を目指した流行調査と土壌伝播蠕虫の網羅的検出法の開発

岡本宗裕

本研究の目的は、発展途上国を中心に蔓延する風土病であり、致死率の高い有鉤嚢虫症の撲滅を目指した対策方法を確立することである。我々の十数年にわたる流行調査により、世界に先駆けて『中間宿主である有鉤嚢虫症患者・患畜と終宿主である有鉤条虫症患者が共住している希有な地域』が発見され、撲滅に向けた対策研究を実施できる段階となっている。本研究では、〕鉤嚢虫症の感染源である有鉤条虫症患者の迅速高感度な新規検出法の開発、⊇惨超の衛生度の指標である土壌伝播蠕虫の網羅的検出法の開発、それらを用いた流行調査を実施し、有鉤嚢虫と有鉤条虫の伝播経路の解明を行い、『有鉤嚢虫症が風土病として定着している』要因を明確にすることにより、有鉤嚢虫症の撲滅を目指した対策方法を確立する。平成28年度も、インドネシア・バリ島において疫学調査を実施し、ブタ血清を分離し、フィールドでnaked-eye ELISAを実施することにより、有鉤条虫感染ブタを見つけることができた。しかし、これまでの調査に較べ胞状条虫との交差反応が数多く認められ、抗原の特異性に問題があることが明らかとなった。


HIV感染症の根治に向けた基盤的研究

関洋平、鷲崎彩夏、村田めぐみ、寒川裕之、Yin Pui Tang、Tien Hsuan Chen、Nazish Bostan、明里宏文

本研究において、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)長期潜伏感染霊長類モデルを初めて確立することが出来た。このモデルでは、カニクイザルという入手容易な実験用霊長類を用いて、高い再現性で潜伏感染を成立する事が可能である。また潜伏感染期においては優勢な獲得免疫応答によりHIVが制御され、それに対して逃避変異によりHIV潜伏感染が維持されること、さらにリンパ節における濾胞ヘルパーT細胞(Tfh)がHIV感染の場となっていることを示唆する知見を得た。このようにHIV再活性化が可能なリザーバー細胞の実証およびその定量化や生体内分布等、根治に向けた研究が大きく進捗した。特にshock & kill療法の前臨床proof-of-concept試験において、HIV感染者での介入試験が困難なHIVリザーバーサイズの正確な定量が可能となった。さらにiPS技術を応答したiHSCの自家移植研究についても霊長類モデルによる評価実験が目前となり今後の展開が期待される。


新たなC型肝炎ウイルス感染予防ワクチンの開発

東濃篤徳、鈴木紗織、明里宏文

C型肝炎ウイルス(HCV)は慢性肝炎を引き起こし、肝硬変や肝癌の原因となるウイルスとして知られている。近年、HCVの複製を阻害する直接作用型抗ウイルス薬が開発され、C型慢性肝炎の治癒率は向上した。しかしこの治療法は高額な医療費がかかり治癒後も再感染のリスクがあること、また発展途上国では今もなお感染拡大が見られることから、感染・発症予防が可能なHCVワクチンの開発が依然として求められている。我々は国立感染症研究所ウイルス二部・加藤孝宣室長および東レとの共同プロジェクトにて有望なHCVワクチンの開発に成功した。当研究チームでは、2005年に報告された培養細胞によるHCV増殖システムの技術を応用してHCV粒子を大量に培養し、その不活化HCVワクチンについて検討を進めてきた。不活化HCV粒子をアジュバントであるK3-SPGとともに小型霊長類モデルであるコモンマーモセットに接種したところ、感染・発症予防に有効な中和抗体と細胞性免疫の両方を効率良く誘導できることを初めて明らかにした。本研究の成果により、培養細胞で作製された不活化HCV粒子をK3-SPGとともに接種することで、有効かつ安全なHCVワクチンとして使用できる可能性が示された。今後、不活化HCV粒子の大量合成技術やワクチン接種プロトコルの最適化を通じて、早期のHCVワクチン実用化を目指したい。


STLV−1自然感染ニホンザルに関するCohort研究: 高感染率の機序

村田めぐみ、鷲崎彩夏、関洋平、明里宏文

本邦ではHTLV-1キャリアは約100万人とされ、その陽性率は約1%となっている。他方、日本固有の野生霊長類であるニホンザルは、HTLV-1に非常に近縁なレトロウイルスであるSTLV-1に高率に感染している。これまでの報告では約50%が抗体陽性とされている。このような高い陽性率を示す原因として、ニホンザル個体内でのウイルス量が顕著に高いなどの理由で個体間伝播の頻度が高いといった可能性が挙げられるが、詳細は不明である。こうした疑問を明らかにするため、本研究ではSTLV-1自然感染ニホンザルについて詳細な疫学調査を行った。すなわち、当研究所の放飼場で飼育されているニホンザル300頭について、STLV-1特異抗体およびプロウイルスDNA陽性細胞の定量的解析を行うとともに、経年的な変動や母子感染、水平感染の可能性について検討を行った。STLV-1抗体陽性率は54.7%であり、高率のSTLV-1感染が確認された。抗体陽性の個体のほとんど(95.7%)が末梢血リンパ球のプロウイルスDNAが陽性であった。その抗体価やプロウイルスDNA陽性細胞率およびその頻度分布は、HTLV-1キャリアにおける場合とほぼ同程度を示しており、個体内でのSTLV-1ウイルス量が特に高いとは考えられなかった。次に、母子関係とSTLV-1感染を検討したところ、母子感染率は約30%であり、HTLV-1母子感染率(母乳の長期授乳で15-20%)と比べてやや高い頻度であった。また、水平感染の可能性について検討したところ、予備的な結果では4年間での陽転率は85.7%であり、夫婦間でのHTLV-1感染頻度と比べ高いものであった。以上の結果より、STLV-1高感染率は、ウイルスそのものの特性というよりはむしろニホンザルの社会生態に基づく個体間感染機会の多さによることが示唆された。


サル類のストレス定量および動物福祉のための基礎研究

鈴木樹理、兼子明久、石上暁代、山中淳史

飼育環境でのストレス反応を定量することとその軽減策の検討のために、マカクの血中コーチゾルの測定を行った。更に非侵襲性の慢性ストレスモニタリングの試料として体毛に着目し、体毛中コーチゾルの測定法確立及び基礎データの収集を行っている。


ニホンザルの集団遺伝学的研究

川本芳、川本咲江、森光由樹(兵庫県立大学自然・環境科学研究所)

ニホンザルの保全管理単位の抽出に向け、 地域個体群の「歴史性」と「遺伝的連続性」に関する総合的研究を開始した。ミトコンドリアDNA非コード領域の塩基配列を比較し、ソフトウェアBEASTにより個体群の共通祖先(MRCA)配列の派生年代を推定し「歴史性」を検討した。また、現在の「地理的連続性」を考慮したマイクロサテライトDNA多型の集団比較から「遺伝的連続性」を検討した。これらの分析経過を国内の研究会、および学会で発表した。



海外のマカカ属サルの集団遺伝学的研究

川本芳、田中洋之、濱田穣(進化形態分野)、MA Haffman(社会進化分野)、大井徹(独立行政法人森林総合研究所)、千々岩哲((株)ラーゴ)、P Wangda(ブータン森林省)、T Norbu(ブータン森林省)、K Rabgay(ブータン森林省)、R Dorji(ブータン森林省)、Sherabla(ブータン森林省)、CAD Nahallage(Sri Jayawardenepura大学)、M Chalise(Tribhuvan大学)、蘇秀慧(台湾國立屏東科技大學)、D Sajuthi(ボゴール農科大学)、D Perwitasari-Farajallah(ボゴール農科大学)、B Suryobroto(ボゴール農科大学)、 J Jadejaroen(Chulalongkorn大学)、S Malaivijitnond(Chulalongkorn大学)

推進してきた共同利用研究の計画課題研究「アジア産霊長類の進化と保全」が3年目を迎え、これまでの研究成果と今後の課題を議論するため2016年10月17~18日にスリランカで共同利用研究会を開催した。また、ブータンでのこれまでの研究成果を研究報告書としてブータン農林省から出版した。11月にはネパールで、12月にはブータンでアッサムモンキーを中心とする野外調査と実験を行った。2月にはスリランカでラングールとトクモンキーの野外調査と実験を行い、 3月にはブータンとネパールから研究者を招き、アッサムモンキーとアカゲザルの遺伝子分析を行った。


ボノボの保全遺伝学的研究

川本芳、牧野瀬恵美子、古市剛史(社会進化分野)、竹元博幸(社会進化分野)、坂巻哲也(社会進化分野)、橋本千絵(生態保全分野)、石塚真太郎(社会進化分野)

新たにコンゴ民主共和国のSalonga地域から得ていた試料を追加分析し、 ボノボの地域個体群のmtDNAタイプの系統分岐と地理的関係からコンゴ盆地にボノボの祖先が侵入した場所とその後の展開につき検討した。分析結果をまとめて投稿した。また、コンゴ民主共和国ワンバのボノボ隣接群を対象とした血縁構造を糞DNAのマイクロサテライトDNA多型をもとに検討した。


家畜化と家畜系統史の研究

川本芳、稲村哲也(放送大学)、T Dorji(ICIMOD)、S Tenjin(ブータン農林省)、J Dorji(ブータン農林省)、山本紀夫(国立民族学博物館)

ブータン農林省の動物遺伝学実験室と共同で家畜資源の遺伝学的研究を進めた。国営農場のミタン(ウシ科家畜)のマイクロサテライトDNA変異を調査した結果を論文公表した。また、在来馬の資源調査の一環としてmtDNA多型を比較し、得られた結果を論文として投稿中である。


ニホンザルの保全遺伝学的研究

川本芳、川本咲江、郷康広(自然科学研究機構)、栫裕永(競走馬理化研)

千葉県房総半島ではアカゲザルとの交雑地域が拡大し、形態特徴だけから交雑個体を判定するのが難しくなっている。種を識別する遺伝標識を開発しモニタリングすることが急務となっている。エキソーム解析情報から抽出したニホンザル固有のSNV(一塩基変異)の情報提供を受け、交雑判定に利用可能なSNP(一塩基多型)標識を探索した。連鎖しない16種類のSNPを特定し、SNaPshotTM マルチプレックス法による一塩基伸長反応で複数のSNPを同時遺伝子型判定する実験法を考案した。開発した方法を使い、富津市高宕山自然動物園で発生した交雑を精査した結果、天然記念物指定地域にも外来種の影響が及ぶことが危惧された。


サル類およびチンパンジーの麻酔に関する臨床研究

宮部貴子、兼子明久、山中淳史、石上暁代、宮本陽子、鈴木樹理、岡本宗裕

サル類やチンパンジー等の麻酔の質を向上させるために、麻酔に関する臨床研究をおこなっている。他の研究や検診、治療等の目的で麻酔をする際に麻酔時間や呼吸循環動態に関するデータを収集している。チンパンジーの検診の際にプロポフォールを使用した場合には、投与後の血中濃度を測定して、薬物動態解析をおこなった。


非ヒト霊長類の痛みに関する多面的研究

宮部貴子、釜中慶董兼子明久、橋本直子、愛洲星太郎、印藤頼子、岡本宗裕

サル類の痛みに関連する表情を解析するために、放飼場のニホンザルについて、平常時および外傷を負った際の顔写真を撮影した。また、他の研究のために開腹手術をおこなった際に、周術期のビデオ撮影をおこない、表情および行動解析をおこなっている。


サル類の疾病に関する臨床研究

宮部貴子、兼子明久、石上暁代、山中淳史、宮本陽子、鈴木樹理、平田暁大(岐阜大学)

飼育下のサル類の自然発症疾患に関して、臨床研究を行っている。臨床所見、血液検査等の検査結果、レントゲン、CT及びMRI等の画像診断と、病理解剖の肉眼および病理組織所見を照合し、検討をおこなった。今年度は、ニホンザルにおける頭蓋内転移を伴う肝細胞癌の一例について、論文公表した。



マカクザルコロニーの集団遺伝学的研究

田中洋之、川本芳、川本咲江、森本真弓

本研究は、霊長類研究所で維持されるマカクザル繁殖コロニーの嵐山群、高浜群、若桜群、インド群、中国群を対象に、遺伝的多様性のモニタリングを行っている。H28年度は、定期検診時に1才および2才の個体から血液試料を採集し、マイクロサテライトDNA型の判定を実施した。


キタブタオザルの系統地理学的研究および東南アジア産霊長類の保全遺伝学的研究

田中洋之、川本芳、濱田 穣(進化形態分野)

キタブタオザルの系統地理学的研究を継続した。Aye Mi San氏(ミャンマー)との共同研究では、ミャンマー産カニクイザルの系統的位置づけがmtDNAとY染色体配列の解析結果で大きく異なることをみいだした。この研究成果をスリランカで2016年10月18~20日に行われた第5回アジア産霊長類シンポジウムで発表した。また、2017年2月にミャンマー西部のザガイン地域およびチン県でマカクの分布調査を行った。

Han Luong Van氏(ベトナム)と共同で、スローロリスの保全遺伝学的研究を進めた。ベンガルスローロリス及びピグミースローロリスについて、出自地域を明らかにするためのmtDNAマーカーを開発し、この成果を2016年10月17~18日にスリランカで行われた共同利用研究会にて発表した。


人類進化モデル研究センター勉強会 (Discussion Forum of CHEMR)

2015年度からはじめた勉強会を継続している。今年度の話題提供者とタイトルは以下であった。

第1回 2016年4月4日 明里宏文 SRVとSTLVの検査について

第2回 2016年5月30日 宮部貴子 質の高い麻酔を目指して ―全静脈麻酔とは―

第3回 2016年6月20日 Sreetharan Kanthaswamy(California National Primate Research Center (CNPRC) ) Genetics and Genomics Research at the CNPRC

第4回 2016年7月25日 川本芳 鳥獣法改正からの変化とニホンザルの保全遺伝の課題

第5回 2016年9月5日 田中洋之 マカクザルコロニーの遺伝的特徴

第6回 2016年10月31日 川本芳 ニホンザル外来種問題の展開:房総半島での天然記念物地域への影響とDNA判定の新技術開発

第7回 2016年11月28日 橋本(須田) 直子 タンザニア野生動物生息地研修への参加報告

第8回 2017年1月24日 鍵山謙介(日本クレア中動物事業部 八百津生育場) 施設および活動の紹介

第9回 2017年2月6日 佐藤容(細胞生理分野) 室内個別飼育下における雌ニホンザル(Macaca fuscata)の尿中ステロイドホルモン濃度動態と生理周期

第10回 2017年2月20日 Suchinda Malaivijitnond(Chulalongkorn University, Thailand)National Primate Research Center of Thailand: A Journey to Where the Dream Comes True

第11回 2017年3月6日 鈴木樹理 1989年に起きたチンパンジーとオランウータンの逸走事件 その顛末と教訓

第12回 2017年3月27日 印藤頼子(元細胞生理分野) サル類の発生工学の現状とニホンザルの一卵性多子作製について

<研究業績>

原著論文

Chaisir K, Aueawiboonsri S, Kusolsuk T, Dekumyoy P, Sanguankiat S, Homsuwan N, Peunpipoom G, Okamoto M, Yanagida T, Sako Y, Ito A. (2017) Gastrointestinal helminths and Taenia spp. in parenteral tissues of free-roaming pigs (Sus scrofa indicus) from hilltribe village at the western border of Thailand. Tropical Biomedicine, 34 (2): 464–470.

Itami T, Aida H, Asakawa M, Fujii Y, Iizuka T, Imai A, Iseri T, Ishizuka T, Kakishima K, Kamata M, Miyabe-Nishiwaki T, Nagahama S, Naganobu K, Nishimura R, Okano S, Sano T, Yamashita K, Yamaya Y, Yanagawa M (2017) Association between preoperative characteristics and risk of anaesthesia-related death in dogs in small-animal referral hospitals in Japan. Vet Anaesth Analg. 2017 Jan 11. pii: S1467-2987(17)30053-3. doi: 10.1016/j.vaa.2016.08.007.

Miyabe-Nishiwaki T, Hirata A, Kaneko A, Ishigami A, Miyamoto Y, Yamanaka A, Owaki K, Suzuki J (2017) Hepatocellular carcinoma with intracranial metastasis in a Japanese macaque (Macaca fuscata). Journal of Medical Primatology, 46(3): 93-100.

宮沢孝幸, 岡本宗裕 (2016) 京都大学霊長類研究所におけるニホンザル血小板減少症流行のその後. LABIO21, 65: 15-19.

#中根和昭, 小野英理, 鈴木樹理, 澤野俊憲, 稲垣忍 (2017) ホモロジーの概念を用いた組織画像解析法.実験医学, 35(5): 746-751.

Nishimura T, Mori F, Hanida S, Kumahata K, Ishikawa S, Samarat K, Miyabe-Nishiwaki T, Hayashi M, Tomonaga M, Suzuki J, Matsuzawa T, Matsuzawa T (2016) Impaired Air Conditioning within the Nasal Cavity in Flat-Faced Homo. PLoS computational biology, 12,3,e1004807.

Nkouawa A, Sako Y, Okamoto M. Ito A. (2016) Simple Identification of Human Taenia Species by Multiplex Loop-Mediated Isothermal Amplification in Combination with Dot Enzyme-Linked Immunosorbent Assay. Am. J. Trop. Med. Hyg., 94(6): 1318-1323. doi: 10.4269/ajtmh.15-0829

#Oi T, Chijiiwa A, Kawamoto Y, Hamada Y, Norbu T, Rabgay K, Wangda P (2016): Comparison of a GPS collar and direct observations for estimating the home range of a wild Assamese macaques (Macaca assamensis) group in Bhutan. Wildlife and Human Society, 4(1): 35-43.

Okamoto M, Naito M, Miyanohara M, Imai S, Nomura Y, Saito W, Momoi Y, Takada K, Miyabe-Nishiwaki T, Tomonaga M, Hanada N (2016) Complete genome sequence of Streptococcus troglodytae TKU31 isolated from the oral cavity of a chimpanzee (Pan troglodytes). Microbiology and immunology, 60: 811-816.

Sakai T, Mikami A, Suzuki J, Miyabe-Nishiwaki T, Matsui M, Tomonaga M, Hamada Y, Matsuzawa T, Okano H, Oishi K (2017) Developmental trajectory of the corpus callosum from infancy to the juvenile stage: Comparative MRI between chimpanzees and humans. PloS one,12,6,e0179624.

#Sugata K, Yasunaga J, Miura M, Akari H, Utsunomiya A, Nosaka K, Watanabe Y, Suzushima H, Koh KR, Nakagawa M, Kohara M, Matsuoka M (2016) Enhancement of anti-STLV-1/HTLV-1 immune responses through multimodal effects of anti-CCR4 antibody. Sci Rep. 2016 Jun 2;6:27150

Sultana T, Nakayama EE, Tobita S, Yokoyama M, Seki Y, Saito A, Nomaguchi M, Adachi A, Akari H, Sato H, Shioda T (2016) Novel mutant human immunodeficiency virus type 1 strains with high degree of resistance to cynomolgus macaque TRIMCyp generated by random mutagenesis. Journal of General Virology, 97: 963-976.

Suzuki S, Mori KI, Higashino A, Iwasaki Y, Yasutomi Y, Maki N, Akari H (2016) Persistent replication of a hepatitis C virus genotype 1b-based chimeric clone carrying E1, E2 and p6 regions from GB virus B in a New World monkey. Microbiology and Immunology, 60: 26-34.

Swastika K, Dharmawan NS, Suardita IK, Kepeng IN, Wandra T, Sako Y, Okamoto M, Yanagida T, Sasaki M, Giraudoux P, Nakao M, Yoshida T, Eka Diarthini LP, Sudarmaja IM, Purba IE, Budke CM, Ito A. (2016) Swine cysticercosis in the Karangasem district of Bali, Indonesia: Anevaluation of serological screening methods. Acta Trop., 163: 46-53. DOI: 10.1016/j.actatropica.2016.07.022

#Tenzin S, Dorji J, Dorji T, Kawamoto Y (2016) Assessment of genetic diversity of Mithun (Bos frontalis) population in Bhutan using microsatellite DNA markers. Animal Genetic Resources, 59: 1-6.

Tsutaya T, Fujimori Y, Hayashi M, Yoneda M, Miyabe-Nishiwaki T (2017) Carbon and nitrogen stable isotopic offsets between diet and hair/feces in captive chimpanzees. Rapid communications in mass spectrometry RCM,31: 59-67.

Yamashita M, Imagawa T, Sako Y, Okamoto M, Yanagida T, Okamoto Y, Tsuka T, Osaki T. A. (2017) Serological validation of an alveolar echinococcosis rat model with a single hepatic lesion. J Vet Med Sci., 79(2): 308–313. doi: 10.1292/jvms.16-0513

Yokokawa H, Higashino A, Suzuki S, Moriyama M, Nakamura N, Suzuki T, Suzuki R, Ishii K, Kobiyama K, Ishii KJ, Wakita T, Akari H, Kato T (2016) Induction of humoural and cellular immunity by immunisation with HCV particle vaccine in a non-human primate model. Gut. 2016 Oct 26. pii: gutjnl-2016-312208.

Yoshida T, Takemoto H, Sakamaki T, Tokuyama N, Hart J, Hart T, Dupain J, Cobden A, Mulavwa M, Kawamoto Y, Kaneko A, Enomoto Y, Sato E, Kooriyama T, Miyabe-Nishiwaki T, Suzuki J, Saito A, Okamoto M, Tomonaga M, Matsuzawa T, Furuichi T, Akari H (2016) Epidemiological Surveillance of Lymphocryptovirus Infection in Wild Bonobos. Frontiers in microbiology,7: 1262.


執筆

#Chijiiwa A, Oi T, Kawamoto Y, Hamada Y, Tenzin K, Chhetri PB, Wangda P, Norbu T, Rabgay K (2016) Bamboo cage trap for wild Assamese macaques in Bhutan. In: Ecology, Morphology and Genetic Study of Assamese Macaque (Macaca assamensis)-A pilot study to mitigate human-wildlife conflict in western Bhutan, (Chhetri PB, Dorji T, Norbu T, Kawamoto Y, Oi T, Hamada Y eds.), Renewable Natural Resources Research. Pp. 23-33.

#Hamada Y, Oi T, Chijiiwa A, Tenzin K, Chhetri PB, Wangda P, Norbu T, Rabgay K, Dorji R, Sherabla, Ogawa H, Malaivijitnond S, Kawamoto Y (2016) Morphological characteristics of Chunzom Assamese macaques (Macaca assamensis) in Bhutan. In: Ecology, Morphology and Genetic Study of Assamese Macaque (Macaca assamensis)-A pilot study to mitigate human-wildlife conflict in western Bhutan, (Chhetri PB, Dorji T, Norbu T, Kawamoto Y, Oi T, Hamada Y eds.), Renewable Natural Resources Research. Pp. 34-54.

#Kawamoto Y, Oi T, Chijiiwa A, Hamada Y, Chhetri PB, Wangda P, Norbu T, Rubgay K, Dorji R, Sherabla, Tenzin K (2016) Genetic characteristics of Assamese macaques at Chunzom in west Bhutan. In: Ecology, Morphology and Genetic Study of Assamese Macaque (Macaca assamensis)-A pilot study to mitigate human-wildlife conflict in western Bhutan, (Chhetri PB, Dorji T, Norbu T, Kawamoto Y, Oi T, Hamada Y eds.), Renewable Natural Resources Research. Pp. 55-71.

#Norbu T, Chhetri PB, Dorji T, Dorji R, Penjor T, Kawamoto Y, Oi T, Chijiiwa A, Dorji S (2016) Experiences on replication of locally fabricated electric fence to protect agriculture crops from monkey and other wild animals. In: Ecology, Morphology and Genetic Study of Assamese Macaque (Macaca assamensis)-A pilot study to mitigate human-wildlife conflict in western Bhutan, (Chhetri PB, Dorji T, Norbu T, Kawamoto Y, Oi T, Hamada Y eds.), Renewable Natural Resources Research. Pp. 72-82.


学会発表

Akari H, Seki Y, Saito A, Satou Y, Harada S, Yoshimura K, Ode H, Iwatani Y, Yoshida T, Murata M, Watanabe Y, Yasutomi Y, Matano T, Miura T (2016) R5-tropic HIV-1 infection leads to long-term latency in cynomolgus macaques. 第64回日本ウイルス学会学術集会. (2016/10)

明里宏文 (2016) HIV潜伏感染霊長類モデルの樹立及びリザーバー細胞の探索. 第30回日本エイズ学会学術集会. (2016/11)

石上暁代, 兼子明久, 三輪美樹, 中村克樹 (2016) 京都大学霊長類研究所におけるマーモセットの健康診断. マーモセット研究会. (2017/12/12-14, 東京)

石塚真太郎, 川本芳, 坂巻哲也, 徳山奈帆子, Rhu H, 戸田和弥, 古市剛史 (2016) ワンバの野生ボノボにおけるオスの血縁構造. 第32回日本霊長類学会大会. (2016/07/17, 鹿児島市)

#Ito T, Kawamoto Y, Hamada Y, Wakamori H, Tezuka A, Nagano A, Kimura R (2016) Genomic admixture and morphological variations in the hybrids between invasive Taiwanese (Macaca cyclopis) and native Japanese macaques (Macaca fuscata). The 5th Asian Primates Symposium. (2016/10, Sri Jayewardenepra)

#伊藤毅, 川本芳, 濱田穣, 若森参, 手塚あゆみ, 永野惇, 木村亮介 (2016) 表現型多様性の遺伝的基盤の解明に向けたマカク種間交雑群のゲノムワイドSNP解析. 第32回日本霊長類学会大会. (2016/07/17, 鹿児島市)

橋本直子 (2016) 飼育ニホンザルにおけるコントラフリーローディングにもとづく採食エンリッチメントの検討. ニホンザル研究セミナー. (2016/6/25, 犬山市)

橋本直子 (2016) 群飼育ニホンザルにおける枝葉給餌と便性状モニタリング (予報). SAGA19. (2016/11/19, 宇部)

#Huffman MA, Kumara R, Nahallage CAD, Kawamoto Y, Jayaweera PM (2016) The relationship between tail length and elevation in toque macaques (Macaca sinica) in the natural habitat: using a quick non-invasive method for measuring body to tail proportions. (2016/10, Sri Jayewardenepra)

#印藤頼子, 南晶子, 兼子明久, 佐藤容, 木下こづえ, 柳川洋二郎, 永野昌志, 岡本宗裕 (2016) 定期的な超音波検査がニホンザル(Macaca fuscata)の性周期に与える影響. 第32回日本霊長類学会大会. (2016/7/, 鹿児島市)

兼子明久, 宮部貴子, 平田暁大, 石上暁代, 山中淳史, 宮本陽子, 酒井洋樹, 柳井徳磨, 鈴木樹理 (2016) 頭蓋内転移を伴った肝細胞癌を発症したニホンザルの1症例. 野生動物医学会. (2016/9/16-18, 宮崎)

兼子明久, 友永雅己, 林美里, 櫻庭陽子, 宮部貴子, 前田典彦, 山中淳史, ゴドジャリ静, 木下こづえ (2016) レオとともに歩んだ10年. SAGA19. (2016/11/19-20, 宇部市)

Kaneko A, Ishigami A, Yamanaka A (2017) Current Work of the staff veterinarian. 霊長類研究所50周年記念シンポジウム. (2017/1/31, 犬山)

Kawamoto Y, Kawamoto S, Go Y, Kakoi H (2016) Invasive alien macaque issues in Japan with special reference to application of SNP markers to assess expansion of hybrids between rhesus and Japanese macaques in the Bousou Peninsula. The 5th Asian Primates Symposium. (2016/10, Sri Jayewardenepra)

#川本芳, 川本咲江, 森光由樹, 赤座久明, 六波羅聡 (2016) ニホンザル地域個体群の遺伝的構造:地域個体群の成立年代推定. 第32回日本霊長類学会大会. (2016/07/17, 鹿児島市)

川本芳, 川本咲江, 郷康広, 栫裕永 (2016) マルチプレックスSNP分析による外来種交雑個体の識別:千葉県におけるニホンザル交 雑モニタリングへの応用. 日本哺乳類学2016年度大会. (2016/09, つくば市)

川本芳, 大井徹, 千々岩哲, 濱田穣, Chhetri PB, Norbu T, Wangda P, Dorji T, Rabgay K, Dorji R, Sherabla, Tenzin K.ブータンにおける霊長類研究. 第61回プリマーテス研究会. (2017/1, 犬山市)

Miyabe-Nishiwaki T, Miwa M, Konoike N, Kaneko A, Ishigami1 A, Natsume T, Nakamura K (2016) Evaluation of anesthetic and cardiorespiratory effects after intramuscular administration of alfaxalone alone, alfaxalone-ketamine or alfaxalone- butorphanol -medetomidine in common marmosets (Callithrix jacchus). International Primatological Society. (2016/08)

宮部貴子, 兼子明久, 山中淳史, 石上暁代, 前田典彦, 鈴木樹理, 松沢哲郎, 矢島功, 増井健一 (2016) チンパンジーにおける静脈麻酔薬プロポフォール投与法の検討. 第22回日本野生動物医学会大会.(2016/09)

#Miyazawa T, Yoshikawa R, Hashimoto-Gotoh A, Nakagawa S, Okamoto M (2016) Phylogenetic analyses of simian foamy viruses from Yakushima macaques Macaca fuscata yakui. The 64th Annual Meeting of the Japanese Society for Virology, (2016/10, Sapporo)

水上拓郎, 野島清子, 松本千恵子, 栗林和華子, 蕎麦田理英子, 佐々木永太, 平舘裕希, 倉光球, 古畑啓子, 村田めぐみ, 松岡佐保子, 大隈和, 佐竹正博, 明里宏文, 内丸薫, 浜口功 (2016) 臨床応用を目指した抗HTLV-1ヒト免疫グロブリンによるHTLV-1感染予防法の開発と安全性に関する研究. 第3回HTLV-1学会学術集会. (2016/08)

#森光由樹, 浅田有美, 川本芳 (2016) 遺伝情報によるニホンザル絶滅地域個体群の保全単位の検討. 日本哺乳類学2016年度大会. (2016/09, つくば市)

#村田めぐみ、安永純一朗、関洋平、松岡雅雄、明里宏文 (2016) STLV−1自然感染ニホンザルに関するCohort研究:高感染率の機序. 第64回日本ウイルス学会学術集会. (2016/10)

牟田佳奈子, 宮部貴子, 増井健一, 矢島功, 飯塚智也, 兼子明久, 西村亮平 (2016) コモンマーモセットにおけるプロポフォールの薬物動態解析. 第6回日本マーモセット研究会. (2016/12)

Nakashima M, Tsuzuki S, Awazu H, Ode H, Maejima M, Hachiya A, Yokomaku Y, Watanabe N, Akari H, Iwatani Y (2016) Structural FEATURES OF THE APOBEC3H REGION CRITICAL FOR HIV-1 VIF INTERACTION. Cold Spring Harbor meeting on Retroviruses. (2016/05)

#Norbu T, Dorji R, Kawamoto Y, Oi T, Penjor T (2016) Development of effective and affordable counter measures for primates in Bhutan. The 5th Asian Primates Symposium. (2016/10, Sri Jayewardenepra)

岡本宗裕, 吉川禄助, 阪脇廣美, 鈴木樹理, 坂口翔一, 兼子明久, 中村紳一郎, 三浦智行, 宮沢孝幸 (2016) サルレトロウイルス5型(SRV-5)のニホンザルへの感染実験. 第32回日本霊長類学会大会. (2016/7/, 鹿児島市)

#佐藤容, 印藤頼子, 木下こづえ, 柳川洋二郎, 外丸祐介, 岡本宗裕 (2016) 室内個別ケージ飼育下における雌ニホンザル(Macaca fuscata)の尿中性ステロイドホルモン濃度について. 第32回日本霊長類学会大会. (2016/7/, 鹿児島市)

Seki Y, Saito A, Satou Y, Harada S, Ode H, Ishii H, Yoshida T, Murata M, Kangawa H, Watanabe Y, Iwatani Y, Yoshimura K, Yasutomi Y, Miura T, Matano T, Akari H (2016) Long-term Latency of HIV-1mt Infection in Cynomolgus Macaques is Reserved in Follicular Helper T Lymphocytes. 34th Annual Symposium on Nonhuman Primate Models for AIDS. (2016/10)

Suda-Hashimoto N, Rigaill L, Yoriko Y, Natsume N (2017) Positive reinforcement training alleviates stress-related behaviors in captive Japanese macaques (Macaca fuscata fuscata). 霊長類研究所50周年記念シンポジウム. (2017/1/31, 犬山)

Suzuki J, Sri Kantha S, Kuraishi T, Hattori S, Kiso Y, Kai C (2016) Behavioral sleep in geriatric squirrel monkeys (Saimiri boliviensis) in Amami Oshima, Japan. 9th International Conference on Conservation Medicine “One Health in Asia-Pacific”. (2016/10/21-24, Taipei)

#Tanaka H, Luong VH (2016) Development of a mitochondrial marker for conservation genetics in slow loris. Generalization Meeting of Planned Research Program 2014-2016 "Evolution and Conservation of Asian Primates, Pre-symposium meeting for generalization meeting of cooperative research program of Primate Research Institute, Kyoto University. (2016/10/17, Sri Jayewardenepra)

#Tanaka H, San AM, Kawamoto Y, Hamada Y (2016) Conservation and phylogeography of the macaques distributed in Myanmar. 第32回日本霊長類学会大会. (2016/7/16, 鹿児島市)

峠明杜, 早川卓志, 岡本宗裕, 橋本千絵, 湯本貴和 (2016) カリンズ森林に同所的に棲息するグエノン3種の食性比較 〜昆虫食に注目して〜. プリマーテス研究会.(日本モンキーセンター, 犬山市)

#San AM, Tanaka H (2016) Incompatibility of the phylogenetic position of Macaca fascicularis aurea from Myanmar between mitochondrial and Y chromosomal trees. The 5th Asian Primates Symposium. (2016/10/20, Sri Jayewardenepra)

#San AM, Tanaka H (2016) Phylogenetic and population genetic studies for conservation of non-human primates in Myanmar. Generalization Meeting of Planned Research Program 2014-2016 ""Evolution and Conservation of Asian Primates, Pre-symposium meeting for generalization meeting of cooperative research program of Primate Research Institute, Kyoto University. (2016/10/17, Sri Jayewardenepra)

#外丸祐介, 信清麻子, 吉岡みゆき, 畠山照彦, 印藤頼子, 兼子明久, 岡本宗裕, 今井啓雄, 平井啓久 (2016) 霊長類における受精卵と精子の凍結保存. Cryopreservation Conference 2016.(2016/11, 岡崎市)

吉川禄助, 坂口翔一, 中川草, 中村紳一朗, 阪脇廣美, 兼子明久, 三浦智行, 鈴木樹理, 岡本宗裕, 宮沢 孝幸 (2016) サルレトロウイルス5型感染によるニホンザル血小板減少症. 第159回日本獣医学会学術集会. (2016/9/, 藤沢市)


講演

橋本直子 (2016) 基盤技術チュートリアル”環境エンリッチメント”豊かな飼育環境の構築をめざして〜マカク類のエンリッチメント〜. 第6回マーモセット研究会. (2016/12/12-14, 東京)

橋本直子 (2017) 飼育ニホンザルにおけるcontrafreeloadingにもとづいた採食エンリッチメントの検討. 第39回生理学技術研究会奨励研究採択課題技術シンポジウム. (2017/2/16-17, 岡崎コンファレンスセンター)

川本芳 (2016) 四国地方と中国地方のニホンザルを考える - 系統地理と厩猿の調査から - 第8回遺伝子の窓から研究会. (2016/12, 篠山市)

川本芳 (2016) ニホンザル地域個体群の歴史性と遺伝的連続性. 日本哺乳類学会2016年度大会自由集会 「ニホンザルの地域個体群を検討する—保護管理の単位・基準策定にむけて−」(2016/09, つくば市)

川本芳 (2016) 遺伝子による交雑モニタリングの現状と課題. 第32回日本霊長類学会大会自由集会「房総半島のアカゲザル交雑対策の現状」(2016/07/15, 鹿児島市)

川本芳 (2016) ニホンザル地域個体群の歴史性と遺伝的連続性について. 霊長類研究所共同利用研究会「ニホンザル研究・若手とシニアのクロストーク」(2016/06/26, 犬山市)

森本真弓 (2016) サルの飼育管理について〜京都大学霊長類研究所の技術職員の業務内容紹介〜. 近畿大学附属新宮高等学校向け講演. (2016/7/27, 犬山)

森本真弓 (2016) サルの飼育管理について〜京都大学霊長類研究所の技術職員の業務内容紹介〜. 愛知県立高蔵寺高校向け講演. (2016/10/27, 犬山)

前田典彦 (2017) サル類の自家繁殖体制について. 日本実験動物技術者協会東海北陸支部 第14回技術交流会. (2017/1/28, 霊長類研究所)

山梨裕美, 橋本直子 (2017) 動物園動物の行動観察:記録と評価. SHAPE-Japanワークショップ「草食動物のエンリッチメント」. (2017/2/10-11, 埼玉県こども動物自然公園)



技術支援(所外)

兼子明久, 石上暁代 マカクサルの骨髄穿刺の技術指導. 京都大学 ウイルス研究所. 2016/7/8

兼子明久 マーモセット検疫事前検査. 広島大学. 2016/11/2

石上暁代 マーモセットの脳脊髄採取方法指導の支援. 麻酔管理.国立精神・神経医療研究センター. 2017/3/1

兼子明久, 石上暁代 診療補助・獣医学的技術支援. 日本モンキーセンター


出張・研修

前田典彦, 愛洲星太郎 日本実験動物技術者協会第2回東海北陸支部総会・研究会. 三重. 2016/4/16

兼子明久, 石上暁代 奄美野生動物研究所施設 施設見学. 奄美市. 2016/7/30-31

橋本直子 生息地研修 (ゴンベ国立公園・セルー動物保護区). タンザニア. 2016/9/21-30

兼子明久, 山中淳史 熊本サンクチュアリ チンパンジー定期健診参加. 熊本. 2016/10/4-6

森本真弓, 石上暁代 熊本サンクチュアリ チンパンジー定期健診研修. 熊本. 2016/10/17-19

愛洲星太郎, 夏目尊好 熊本サンクチュアリ チンパンジー定期健診研修. 熊本. 2016/10/24-26

前田典彦, 石上暁代 生理研所長シンポジウム・生理研施設見学. 岡崎市. 2016/10/31

橋本直子 国動協高度技術者研修「環境モニタリング・微生物モニタリング」. 筑波大学. 2016/11/14-17

兼子明久 実験動物合同慰霊感謝祭出席. 美濃ラボ. 2016/11/18

前田典彦 2016年度第3四半期情報システム統一研修「情報セキュリティ(技術)」中央合同庁舎第2号館(総務省). 2016/12/20-22

夏目尊好 無機廃液処理装置利用のため廃液搬入. 京都大学環境科学センター. 2017/2/7

石上暁代 第13回日本獣医内科学アカデミー学術大会参加. パシフィコ横浜. 2017/2/17-19

前田典彦, 兼子明久, 橋本直子 技術部研修「BCP」. 京都大学. 2017/3/1

愛洲星太郎 無機廃液処理装置利用後の処理確認・空き容器回収. 京都大学環境科学センター. 2017/3/15

橋本直子 日本応用動物行動学会春季大会. 神戸大学. 2017/3/27



 

京都大学霊長類研究所 > 年報のページ > Vol.47 目次

 

. 研究教育活動

1. 研究部門及び附属施設

(研究業績に記した#は共同利用研究の成果に基づくもの)

 

国際共同先端研究センター

<研究概要>

Comparative Wildlife Biology, Conservation, and the Evolution of Social Systems

Fred Bercovitch

1) A ten-day trip was taken to South Africa for purposes of developing a new collaboration with the University of the Free State to study giraffe conservation, ecology, behavior, and evolution. We went to three different research sites, where we outfitted four giraffes with a new type of GPS unit that attaches to their ear. During the immobilization process, we discovered that one female who was lactating was also pregnant, thereby confirming for the first time what scientists had only indirectly inferred, i.e., giraffes conceive while nursing. Our results will appear in a forthcoming publication.

2) A five-week trip was taken to southern Africa for three purposes: (a) continuation of the earlier trip to review field sites for giraffe conservation science research in South Africa, as well as to prepare manuscripts for publications and grants for submission with my collaborators, (b) attending two meetings in South Africa related to giraffe conservation. The first was a meeting of the IUCN Giraffe and Okapi Specialist Group where we exchanged information about the declining numbers of giraffes in Africa and came up with a plan to petition the IUCN to change the Red List status from "Least Concern" to "Vulnerable". The second meeting was the biennial meeting of the giraffe community in the form of an "Indaba" that brings together field workers and zoo staff to discuss issues related to giraffe conservation, as well as husbandry, and (c) traveling to Zambia for purposes of continuing my long-term collaboration that involves conducting research, analyzing data, and writing manuscripts on the behavior, ecology, and conservation of Thornicroft’s giraffe living in the South Luangwa National Park.


チンパンジーを対象にした比較認知研究

足立幾磨、服部裕子

チンパンジーを対象に, 社会的認知能力、とくにその基盤となる同調行動や、顔知覚様式・個体情報の視聴覚統合にかかわる比較発達研究をおこなった。また、言語の進化的起源を明らかにするため、感覚間一致について分析をおこなった。おもにコンピューターを用いた認知課題の成績および、各種の視覚刺激提示時の注視行動の分析をおこなった。


動物園のチンパンジーの知性の研究

足立幾磨

名古屋市の東山動物園のチンパンジー1群7個体を対象に、屋外運動場での社会行動を観察記録した。また、隣接する実験ブース「パンラボ」において、コンピュータ課題をもちい彼らの知性を分析した。



Complexity, Behavioral Organization and Ecological Constraints

Andrew MacIntosh

This research investigates the organization of animal behavior in relation to ecological constraints across two scales: (1) using sequences of individual behavior and (2) using networks of interacting individuals and species. First, sequences of individual behavior (e.g. from primates and penguins) are analyzed to determine natural optimal complexity ranges and what impacts ecological (and other) stressors can have on their fractal structure. This work is in collaboration with the University of Strasbourg, the French Polar Institute (IPEV) and the University of Veterinary and Pharmaceutical Sciences, Brno, Czech Republic. Second, networks of interacting individuals (Japanese macaques at Koshima, Miyazaki) and species (sympatric primates in Sabah, Malaysia) are examined to determine the role of networks in parasite transmission dynamics (supported by a 3-year JSPS grant-in-aid for young scientists (B) as of April 2012). Work in Sabah is in collaboration with the Sabah Wildlife Department, Cardiff University and the Danau Girang Field Center, the University Malaysia Sabah and the Kinabatangan Orang-utan Conservation Program HUTAN.


Cultural Variation and Dead Infant Carrying in Japanese macaques

Claire Watson

I worked on a project on cultural variation in Japanese macaques across Japan (supported by a 2-year JSPS grant-in-aid for research activity start-up). I have been carrying out a survey of existing literature on potential behavioral traditions in this species. Last financial year I visited the long-term field sites in Japan, Jigokudani, Awajishima, Shodoshima, Takasakiyama and Arashiyama. This financial year, I visited: Yakushima, Kinkazan Island, Minoo and Shimokita Peninsula and Arashiyama. I also developed my research interest in thanatology further. I carried out quantitative analysis on several cases of dead infant carrying in Japanese macaques. I gave an invited talk at a symposium on evolutionary thanatology, that will be published as a paper as part of a theme issue that has been approved for publication in Philosophical Transactions of the Royal Society B.


<研究業績>

原著論文

Meyer X, MacIntosh AJJ, Chiaradia A, Kato A, Mattern T, Sueur C, Ropert-Coudert Y (online first) Shallow divers, deep waters, and the rise of behavioral stochasticity. Mar Biol doi:10.1007/s00227-017-3177-y

#Burgunder J, Hashiomoto C, Modry D, Kalousova B, Petrzelkova K, MacIntosh AJJ (online first) Complexity in behavioral organisation and strongylid infection among wild chimpanzees. #Anim Behaviour doi: 10.1016/j.anbehav.2017.06.002

MacIntosh AJJ, Frias L (2017) “Coevolution of Hosts and Parasites”. In: A Fuentes et al. (eds) The International Encyclopedia of Primatology, Wiley

MacIntosh AJJ (2017) “Pathogen”. In: A Fuentes et al. (eds) The International Encyclopedia of Primatology, Wiley

Duboscq J, Romano V, Sueur C, MacIntosh AJJ (2016) Scratch that itch: revisiting links between self-directed behavior and parasitological, social and environmental factors in a free-ranging primate. R Soc Open Science 3: 160571

Rigaill L, MacIntosh AJJ, Higham JP, Winters S, Shimizu K, Mouri K, Suzumura T, Furuichi T, Garcia C (2016) Testing for links between face color and age, dominance status, parity, weight, and intestinal nematode infection in a sample of female Japanese macaques. Primates 58:83-91

Duboscq J, Romano V, MacIntosh A, Sueur C (2016) Social information transmission in animals: Lessons from studies of diffusion. Front Psych 7:1147


学会発表

Watson, CFI and Matsuzawa, T (2017/03). Cultural variation in Japanese macaques. Seventh International Symposium on Primatology and Wildlife Science, Kyoto, Japan.

Watson, CFI and Matsuzawa, T (2017/01). An overview of cultural variation in Japanese macaques. The 61st Primates Conference, Japan Monkey Centre, Inuyama, Japan.

Watson, CFI, Hashimoto, N, Hamai, M, Matsuzawa, T (2016/11). Limited spread of experimentally-induced arbitrary tradition in Japanese macaques. The 76th Annual Meeting of the Japanese Society for Animal Psychology, Sapporo, Japan.

Watson, CFI, Hashimoto, N, Hamai, M, and Matsuzawa T (2016/09). Can captive monkeys socially learn a completely novel arbitrary object-related convention from a conspecific demonstrator? The 6th International Symposium on Primatology and Wildlife Science, Kyoto, Japan.

Watson, CFI and Matsuzawa, T (2016/08). Limited spread of introduced arbitrary object-related conventions in captive monkeys. The XXV Congress of the International Primatological Society, Chicago, USA.

Frias L, Okamoto M, MacIntosh A (2016). Towards a primate parasite community ecology: parasite sharing in sympatric Bornean primates. The 26th Congress of the International Primatological Society, Chicago, USA.

Sarabian C, MacIntosh AJJ (2016) A primate's sense of cleanliness: perspectives from Papionini and Hominini. The 26th Congress of the International Primatological Society, Chicago, USA

Sarabian C, MacIntosh AJJ (2016) Revulsion in chimpanzees: health maintenance through avoidance of biological contaminants. Chimpanzees in Context, 'Understanding Chimpanzees' Symposium Series. Chicago, USA (ePoster in PeerJ collection "Chimpanzees in Context", PeerJ Preprints 4:e1851v1: https://doi.org/10.7287/peerj.preprints.1851v1)

Sarabian C, MacIntosh AJJ (2016) Testing disgust in non-human primates. The 31st International Congress of Psychology, Yokohama, Japan (Poster)

MacIntosh AJJ, Meyer X, Kato A, Ropert-Coudert Y (2016) Diving into complexity: exploring fractality in seabird foraging behavior. The Seventh Symposium on Polar Science, National Institute of Polar Research, Tachikawa, Japan.

MacIntosh AJJ, Sarabian C, Duboscq J, Romano V, Kaneko A, Okamoto M, Suzumura T (2016) Parasites as a selective force in primate social systems evolution: perspectives from an empirical model. The 26th Congress of the International Primatological Society, Chicago, USA

MacIntosh AJJ, Sarabian C, Duboscq J, Romano V, Kaneko A, Okamoto M, Suzumura T (2016) Helminth parasites as potential regulators of Japanese macaque population dynamics. The 26th Congress of the International Primatological Society, Chicago, USA

Finn K, MacIntosh A (2016) Behavioral Organization and Parasites in Japanese Macaques (Macaca fuscata) on Koshima Island. The 26th Congress of the International Primatological Society, Chicago, USA

Martin C, MacIntosh AJJ (2016) Chaotic choice dynamics buffer chimpanzees and orangutans against exploitation by a computer algorithm in a solitary matching pennies task. The 26th Congress of the International Primatological Society, Chicago, USA

Watson, CFI and Caldwell, C A (2016/07). Spreading happiness: Induced social contagion of positive affective states and behaviors in monkeys by audio/video playback. Session: Positive Welfare. The 50th Anniversary Congress of the International Society for Applied Ethology, Edinburgh, UK, 14th July.

Frias L, Okamoto M, MacIntosh A (2016). Parasite sharing as a preliminary indicator of multispecies connectivity. 12th Conference of the European Wildlife Disease Association, Berlin, Germany.

Frias L, Okamoto M, MacIntosh A (2016). Gastrointestinal parasite sharing in multi-host primate communities. 13th International Conference on Molecular Epidemiology and Evolutionary Genetics of Infectious Diseases, Antwerp, Belgium.

Hattori, Y.(2016). “Rhythmic coordination and synchronization in chimpanzees and humans”31st International Congress of Psychology, Yokohama、7月.

Hattori,Y., Tomonaga, M., & Matsuzawa, T (2016). “Rhythmic engagement with complex beat in chimpanzees”14th International Conference for Music Perception and Cognition. July, Hyatt Regency Hotel, San Francisco, United States.


講演

MacIntosh AJJ (2017/7). Monkeys in the middle: sociality and parasitism in a primate-helminth model system. China Young Scholars Forum, Sun Yat Sen University, Guangzhou, China

MacIntosh AJJ (2017/6). Parasites and primate social systems evolution. SoHaPi Workshop, German Primate Center (DPZ), Gottingen, Germany

Watson, CFI (2017/03). How do Japanese macaque mothers behave towards their dead infants? Invited talk presented at the First Kyoto Workshop on Evolutionary Thanatology: An integrative approach to the study of death and dying, Interdisciplinary Workshop, Kyoto University, Kyoto, Japan.

MacIntosh AJJ (2016/6). Project l'AMMER: Adélie Penguins as Monitors of the Marine Environment. National Institute of Ecology, South Korea

MacIntosh AJJ (2016/6). The Wormy World of Primates: Vignettes from an Empirical Model System in Japan. National Institute of Ecology, South Korea