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染色体変異を生起する雑種効果(hybridization effect)を有胎盤類ではじめて発見!
Night monkey hybrids exhibit de novo genomic and karyotypic alterations: the first such case in primates
平井啓久、平井百合子、森本真弓、兼子明久、釜中慶朗、古賀章彦
概要

霊長類研究所のヨザルのコロニーで生じた異種間雑種に新奇の染色体変異を発見した。Aotus azarae boliviensis (2n = 50) メスとA. lemurinus griseimembra (2n = 53)のオスの間に7個体の雑種が生じた。そのうちの4個体の染色体を解析したところ、2個体は単なるゲノムの混合であったが、他の2個体の内1個体においてX染色体トリソミーが、1個体において18番染色体トリソミーならびに21番と23番染色体の相互転座が観察された。さらに、後者の個体では18トリソミーと21/23相互点座のモザイクが血液細胞で観察された。これは有胎盤類でははじめてのケースであり、雑種効果(hybridization effect)によって生じたものと推測される。雑種種分化や雑種染色体進化の機序を検討する糸口となる。またヨザルが南米北部において複雑な種分化ならびに染色体変化を生じていることに深く関わっているものと推測される。

書誌情報

Genome Biology and Evolution (22 March 2017) 
DOI: https://doi.org/10.1093/gbe/evx058


2017/04/10 Primate Research Institute