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インドネシア、スマトラ西部の市街地に生息するカニクイザル(Macaca fascicularis)の現状
Kurnia Ilham, Rizaldi, Jabang Nurdin, 辻大和
概要

西スマトラ州・パダンに生息するカニクイザル (Macaca fascicularis)を対象に、餌付けが個体群パラメータと食性に与える影響を調べた。メル山、パダン山、パンギラン山の三カ所で、計半年間の野外調査を実施した。もっとも餌付けがすすんでいるメル山の個体群は、群れサイズが28-68頭、子連れ率が0.38-1.00で、いずれも他地域(群れサイズ:10-15,子連れ率:0.00-0.33)より高かった。いずれの場所のサルも人間由来の食物(与えられる食べ物、奪い取る食べ物、ゴミ)を採食したが、なかでもメル山のサルの食物は半分以上が人間由来の食物で構成されていた。

人との接触の度合いに応じた採食行動の変化は他種でも報告されており、マカク類に広く備わった行動特性だと考えらえる。

行政が主導してカニクイザルへの餌付けを制限しなければ、人間由来の食物への依存度はいっそう高まり、個体群サイズは増加を続け、サルとヒトの軋轢もエスカレートするだろう。また、本種の個体群管理のためには、個体群パラメータの長期的なモニタリングが必要だろう。
書誌情報

Primates
DOI 10.1007/s10329-016-0588-1
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10329-016-0588-1

 

2017/04/12 Primate Research Institute