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飼育下と野生のチンパンジーにおける母子関係
林美里・松沢哲郎
概要

ヒトにもっとも近いチンパンジーの母子関係について、飼育下と野生の双方で調べた。約5年という長い養育期間に母子が密接にかかわることで、子どもの認知発達が促進される。母子間のかかわりかたは、おとなのチンパンジー同士のかかわりかたとは異なる点が多い。子どもからのはたらきかけに応じて、母親が子どもに対して利他的にふるまうこともある。ヒトのような積極的教育はチンパンジーでほとんど報告されていないが、その代わりに子どもは長期間の観察をとおして新しい知識や技術を学習する。出産経験はあるが子育てをしたことがないチンパンジーが、ヒトの介助をきっかけに障害のある子どもを育てるようになった事例や、ボッソウの野生チンパンジーが死児を運搬する行動から、子育てをつうじて母子のあいだに双方向の愛着関係が形成されることが示唆された。チンパンジーとの比較から、ヒトの母子関係の特徴が明らかになった。
書誌情報

Infant Behavior & Development 48 (2017) 20-29
DOI 10.1016/j.infbeh.2016.11.008
2017/06/23 Primate Research Institute