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ヨザルは新しい大規模反復DNAを利用して夜間視力を二次的に獲得した
Co-opted megasatellite DNA drives evolution of secondary night vision in Azara's owl monkey
Koga A, Tanabe H, Hirai Y, Imai H, Imamura M, Oishi T, Stanyon R, Hirai H
概要

研究成果をひとことで
夜行性の猿であるヨザル(夜猿)。祖先は昼行性で、夜行性に急速に変化した。

研究成果の概要

出発点 
・中南米の森に棲むヨザル。ヒト、ゴリラ、ニホンザル、リスザルなど、真猿類とよばれる霊長類はみんな昼行性なのに、この種類だけ、ぽつんと夜行性。

疑問
・ヨザルは昼行性から夜行性に変化したと、考えられている。
・しかし、変化したのではなく、ずっと昔から夜行性を続けていたとの説明も、可能。
・どちらであるかの決着は、ついていない。

解決に利用できる点
・夜行性の哺乳類(猫、鼠、鹿など)は、光を感じる視細胞の中に、夜間視力を増強するためのレンズ状構造物をもつ。
・これは、反復DNAという特殊な形状のDNAで、できている。
・ヨザルにも、レンズ状構造物はある。

調べたこと
・ヨザルの反復DNAの中身を調べた。

わかったこと
・中身は、猫や鼠などのものとは違うし、他の猿にもまったく存在しないものであった。
・ヨザルは、新しい種類の反復DNAを作り出して、それをレンズ状構造物の形成に利用した。

結論
・ヨザルのレンズ状構造物は、長く受け継いだものではなく、ヨザルで新しくできたもの。
・これで、昼行性から夜行性に急速に変化したことの証明となった。

夜猿とは
日本モンキーセンターの資料へ
書誌情報

Genome Biology and Evolution Vol. 9
doi: 10.1093/gbe/evx142
https://academic.oup.com/gbe/article/4048064/


2017/08/03 Primate Research Institute