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シャム猫みたいなマントヒヒ
古賀章彦, 久川智恵美, 吉澤未来
概要

わんぱーくこうちアニマルランド(高知市)で、マントヒヒの赤ちゃんが生まれました。名前はシーマ。乳児のとき、体は真っ白、つまりアルビノ体色でした。母親のパトラ、父親のシーザーは、どちらも標準的なマントヒヒの毛色です。

そのシーマ、2歳頃から、部分的に色が着き始めました。大人になった現在、しっぽと手足の先が灰色。顔にも着色が少し。そしてこのような端部以外は、白のままです。このパターンは、シャム猫に似ています。

シャム猫のバターンは、温度が低いほどチロシナーゼ(メラニン合成に必須の酵素)の活性が上がることが原因と、わかっています。端部は熱を失いやすいために温度が低く、チロシナーゼの活性が上がり。メラニンが多くできます。

そこで、シーマのチロシナーゼ遺伝子に変異があると予測し、塩基配列を調べました。全530個のアミノ酸のうちの365番目が、アラニンであるところ、シーマはトレオニンになっていました。365番目付近は、チロシナーゼが保因子の銅と接する部分、つまり酵素の機能にとくに重要な部分です。この365番目のアミノ酸の変化が、シーマの独特な体色の原因と、推測されます。

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2020/02/17 Primate Research Institute