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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-22-015-1

野生ボルネオオランウータンの採食行動に関する研究

報告者:金森 朝子

期間:2010/06/16 - 2010/07/09

ダナムバレー森林保護区で野生オランウータンの調査を2004年より開始して6年が経過した。調査地における個体識別及び血縁関係、各個体の遊動域や行動、食物、他の個体との社会関係を明かにするために、長期モニタリングを継続して行っている。今回の調査の目的は、2010年5月頃に始まった一斉開花の規模を確認するため、果実センサスを中心に行った。また、調査環境の整備として今年度より新たに追加したNatagaトレイル(2km)の整備を行った。その他、雨量計・温湿度計とカメラトラップ40台を設置した。

申請者は、2010年6月16日にマレーシアに渡航し、首都クアラルンプールの連邦政府経済企画局で新しい調査許可書の交付を受け、サバ州都コタキナバルにて新規の調査査証を申請した。
この後、6月25日よりダナムバレー森林保護区のBorneo Rainforest Lodge(以下BRL)にて、オランウータンの生息密度を調べるネストセンサスと果実量を調べる落下果実センサスを行った。BRLでは2010年5月より一斉開花が始まっているとの報告があったが、開花は7月も続いていた。BRLでは、2005年、2007年に一斉開花が起こっているので3年ぶりの開花である。2010年7月には5属の開花(DIPTEROCARPACEAE Parashorea, Dryobalanops, Shorea, Hopea, Vatica)が確認できた。7月にはこれらのフタバガキ科の未成熟果実がいくつかトレイルに落下していたため、8-9月には大量のフタバガキ科の果実が落下すると思われる。一方で、6-7月は、オランウータンのネスト数にはあまり大きな増加した傾向は見られなかった。フタバガキが落下する8-9月にはネスト数が上昇する可能性があるので、今後のセンサスの経過に注目したい。


Masting Rainforest


Young fruits of Dipterocarp

AS-HOPE Project<>