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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-22-024

飼育下および野生オランウータンの観察

報告者:廣澤 麻里

期間:2010/07/22 - 2010/08/23

報告者はこれまで、飼育下チンパンジーの行動と野生チンパンジーの行動目録や実際の行動・生態との比較をおこなってきた。飼育下で種本来の行動を引き出すためには、飼育環境が整備・改善される必要がある。そのためには、それぞれの種に固有な行動とその背景になる生態環境の理解が欠かせない。しかし、チンパンジーという1種だけについての知識では、行動と生態環境との関連という一般的な対応への理解が進まない。そこで、同じヒト科の大型類人猿だが、まったく異なる地域、生態環境に暮らすオランウータンを観察するため、マレーシアのオランウータン飼育施設と野生オランウータンが生息するダナンバレー森林保護区を視察した。

 ブキットメラ、オランウータン島では、人工保育のオランウータンの観察をおこなった。またリハビリ施設や今後オランウータンが放飼される予定の森の視察、病気個体の治療の見学、大型類人猿の飼育にかんする情報交換をおこなった。その後、ボルネオ島マレーシア領サバ州にある、ダナンバレー森林保護区へ、山崎彩夏氏(東京農工大)のボランティアスタッフとして同行した。15日間の滞在期間のうち10日間、野生オランウータンの追跡調査に参加することができた。ダナンバレー森林保護区での滞在には、サバ財団から許可証を取得した。また、ロッカウイ・ワイルドライフ・パークとセピロク・オランウータン・リハビリテーション・センターを視察し、サバ州におけるオランウータンなどの保護活動についての資料収集をおこなった。


Captive hand-raised Orangutans of Orang Utan Island


Wild male Orangutan at Dunum Valley Conservation Area

AS-HOPE Project<>