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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-22-039

京都大学-ブータン友好関係構築の実現可能性の探索

報告者:中林 雅

期間:2011/03/24 - 2011/03/31

地球規模での生物多様性再評価を実施した結果、民間非営利の国際組織であるコンサベーション・インターナショナルは、緊急かつ戦略的に保全すべき地域(生物多様性ホットスポット)の一つとしてブータンを含めたヒマラヤ地域を選出した。ヒマラヤ山脈の麓に位置するブータンは、自国の有する豊かな自然にいち早く目を向け、その保全活動に励んでいる。
保全、保護活動について活発な意見交換を行い、具体的な対策を世界に向けて広く発信することは、生物多様性ホットスポットに指定されている国や地域が行うべき課題であると考えられる。そのためにも、それらの地域に当たる日本とブータンの友好関係の構築は必須である。
今回の滞在では、ブータンの自然、歴史的・文化的背景を学習し、京都大学-ブータン友好関係の構築・維持の可能性を探索した。

ブータンで野生動物の保護に携わっている方々を訪問し、生物多様性ホットスポットに選出されていることや、ブータン人の自然に対する意識、政府と民間との間にその意識の格差はないか、具体的な保護活動等の話を伺った。また、野生動物とヒトの間に軋轢は生じていないか、特に農村部を中心にお話しを伺った。以下に簡潔に結果を示す。

ブータンでは、殺生を嫌う宗教が背景にあり、国民の中に、生物保護意識は深く根付いていることが伺えた。王立自然保護協会の事務所を訪問したところ、具体的な保護活動は行っているが、人材・資金・技術不足が大きな課題であるようだ。

人が居住可能な面積は、全国土の約8%であることから、ブータン人と野生動物は昔から近接状態にあることが伺えた。先ほども述べたが、殺生を嫌うので、農村部では獣害が著しいにも関わらず、野生動物に直接手を出すことはしない。この問題は、獣柵を設ける等少しの工夫で軽減できそうであるが、ここにも資金不足の問題が生じる。今後、これらの問題に対する具体的な対策について考察・提案したい。

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