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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-22-042

ボルネオ島における霊長類保全活動の見学

報告者:大谷洋介

期間:2011/03/14 - 2011/03/22


霊長類を対象とした保全活動を見学するため、ボルネオ島・サバ州内の三か所を訪問した。ボルネオ島ではプランテーションの拡大等により森林の縮小、断片化が生じ、多くの野生動植物が減少傾向にある。この現状を改善すべくサバ州政府の他、国内外のNPO,NGOが主導となり、いくつかの地域で保全活動が行われている。今回の渡航ではセピロク、スカウ、ダナムバレーの三地域を訪問し見学を行った。
いずれの地域も森林保護区に指定されており伐採や開発は禁止されている。しかし周辺にはプランテーションが広がり、生息地の分断が顕著に見て取れた。各地域では個体の保護および森林への帰化を試みる活動の現場等を見学し、密猟の取締りや啓蒙活動に関するお話を聞くことが出来た。同時にモニタリングの不足や獣害問題と保全のコンフリクトなど、改善されるべき問題も知ることが出来た。また市場で山積みにされたアブラヤシの実やそれを満載したトラックなど、アブラヤシプランテーションが地元の生活の一部となっている様も目にした。これら保全活動にまつわる困難を認識出来たことが今回の一番の収穫であった。
保全活動には、環境評価や動植物の分布、行動、生態といった科学的知見が不可欠である。今回の渡航を通じ、保全に寄与する意味でも現地での調査研究活動が重要であるとの認識を新たにした。


Orangutan mother and infant in the Danum Valley


A pig-tailed macaque in Sepilok

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