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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-22-G015

DNAを用いたWhite-headed langurの調査・教育

報告者:小泉 敬彦

期間:2011/03/12 - 2011/03/18

野生のサルの研究と保護を目的として設置された数少ない施設であるCBRIを訪れることで、フィールド調査を体験するとともに、野生のサルの生態などを観察するため。またCAS-MPG PICBでは最先端の霊長類研究の現場を見て、今後の研究活動に生かすため。

 今回の野外調査では、中国南部の広西チワン族自治区にあるカルスト地形に生息する白頭葉候(white-headed langur)という植物食サルを対象とした観察とサンプル採取を行った。調査は白頭葉候の研究を目的に設置された北京大学崇左生物多様性研究基地(CBRI)において行われた。白頭葉候はカルスト地形の崖に形成された窪地を寝床としており、その付近に設置されたタワーからビデオカメラを回すことによっても彼らの行動を観察ことができる。CBRIの研究員は彼らの起床と就寝はこのカメラによって観察し、日中は野外に出て彼らを追跡、観察している。我々は、幸運にも起床、就寝、採食それぞれの活動を間近で直接観察することができた。白頭葉候は植物のみを採食するが、食用の植物を見分けていると考えられている。全体の研究内容としては、彼らの糞(fece)をサンプルとしてDNAバーコーディングという方法によってその糞に含まれる植物の種類を同定し、彼らの味覚との関連を調べることを目的としている。私は、その中でも個体差や家系に注目した観察と採取を目指した。個体識別までは至らなかったが、糞についてはいくつかの個体の糞を採取することができた。最終日には上海にある中国科学院―マックス・プランク共同研究所(CAS-MPG PICB)の見学とともに、比較生物学の研究員と英語でディスカッションを行った。PICBの研究グループは霊長類(ヒト、チンパンジー、マカク)の遺伝子レベルでの相違を研究対象としており、ゲノム・トランスクリプトームを対象としたコンピューティングを駆使して研究活動を行っている。CBRIでは研究対象生物の観察を中心に研究していたが、PICBではコンピューティングを中心としており、生物学研究の様々な現場を見ることができた。


白頭葉猴の糞



白頭葉候と彼らの寝床



Pan 教授達がサルの観察をしている様子



白頭葉猴の親子

AS-HOPE Project<>