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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-23-008

野生と飼育下におけるゴリラの行動および社会生態の比較

報告者:宝田一輝

期間:2011/10/5 - 2011/10/18

 現在、多くの野生動物が絶滅の危機に瀕している。その中でもゴリラはとくに絶滅が危惧されている種のひとつである。動物園では種の生息域外保全を目的に飼育下での繁殖が求められているが、少なくとも日本国内においてはゴリラの繁殖はほとんど成功していない。現在、国内で飼育されているゴリラの個体数はわずか22人となっており、それも今世紀中には消滅することが指摘されている。国内での飼育下繁殖のために、これまでの研究成果を基にさまざまな試みがなされているが、効果的な方法は確立されておらず飼育環境の改善と飼育管理技術の向上が急務となっている。申請者はこれまで国内外の動物園においてゴリラの行動観察を行い、飼育環境や飼育方法の改善について考えてきた。それをさらに発展させるためには、野生ゴリラの生態や行動に関するデータを収集し、それらを飼育下と比較した上で、ゴリラにとって適正な飼育方法の開発していくことが必須である。本研究では、ゴリラの野生生息地を訪れて本来の生態、行動、生息環境に関するデータを直接収集することで、それらを飼育下における行動研究および飼育環境の改善に役立てていくことを目的とした。

 派遣研究者は10月8日〜10日の3日間、ウガンダ共和国ブウィンディ原生国立公園におけるゴリラトラッキングツアーに参加した。3日間すべてで野生のマウンテンゴリラ(Gorilla gorilla bringei)を観察することができた。観察は1日1時間という限られたものであったが採食、休息をはじめ交尾や授乳などの行動も観察することができ、これらの様子をビデオ映像に記録した。また現地ガイドより群れの人馴れや夜間行動に関する情報も得ることができた。今後、これらの情報を用いて飼育下との比較を行っていく予定である。また11日にはクイーンエリザベス国立公園における野生動物(カバ、サバンナゾウ、バッファローなど)、12〜14日にはカリンズ森林保護区におけるチンパンジーの直接観察を行った。16日にはウガンダ野生生物教育センターを訪問しチンパンジーをはじめとする飼育動物の観察を行うことができた。カリンズ森林保護区での調査でお世話になった霊長類研究所橋本千絵氏、伊左治美奈氏にこの場を借りて感謝申し上げます。


Blackback resting on the ground


Juvenile feeding on the tree

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