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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-23-020-2

環境要因がテングザルの社会構造の進化に与える影響

報告者:松田 一希

期間:2011/9/15 - 2011/11/15

 テングザルは,川沿いの様々な植生に適応している霊長類種であり,環境要因が霊長類の生態・社会の進化にどのように影響するのかを解き明かすのに適した種である.本研究の目的は,テングザルで報告されている「重層社会」に着目し,進化のメカニズムを解明することにある.野生テングザルは,ボルネオ島にしか生息していない.また,申請者が渡航した地域には,川辺林とマングローブ林という2つの異なる植生にテングザルが生息しており,異なる環境において本種がどのように適応しているのかを,生態・社会の観点から明らかにすることに適した地である。以上の点から、派遣先(ボルネオ島)での研究が必要であった。

 申請者は,2011年9月から11月にかけて,マレーシアへ渡航して研究活動を行った.共同研究を行っている,サバ大学と野生生物局を訪問して,今後の研究についての打ち合わせを行った後に,川辺林の広がるスカウ村近郊の森で野外調査を行った.本地域において継続的に行っているフェノロジー調査や、テングザル個体群を推定するためのボートセンサスを行った.また、マングローブ林の広がるアバイ村においても野外調査を行った。川辺林に比べて泥濘が厳しいマングローブ林内を歩き、テングザルの追跡調査の可能性を検討した。同時に、川辺林とマングローブ林の餌資源量の比較を行うために、マングローブ林内にも植生プロットを設置して、今後の研究活動の基盤整備を行った。


マングローブ林内の様子。ニッパヤシやイチジクが茂り林床はぬかるんでいる。


植生プロットを設置している様子。
ぬかるみが酷い上に,刺しバエと蚊の大群が調査を阻む。

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