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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-23-023

マレーシアにおいて、修士論文の予備調査を行なう

報告者:濱田 飛鳥

期間:2011/6/22 - 2011/6/30

 イチジクは一年を通して果実が結実するという特徴がある。一方で、他の果実は特定の季節にのみ果実を結実させる。このような果実は生産量が少なくなる時期が少なからず存在する。イチジクはそのような季節に動物たちにとっての重要な食物資源になっているとこれまでの研究で報告されている。特に本研究の調査地であるマレーシアでは、一斉結実という数年に一度という予測不可能な間隔で、フタバガキを主とする果実が同時にかつ大量に結実するという現象がみられる。非一斉結実時には果実の生産量が大きく減少すると言われている。このような特殊な環境下で、イチジクという他とは異なる結実パターンを示す植物種を利用する動物群の関係性を明らかにすることは非常に興味深いことなので、マレーシアで研究を行なうことにした。

 上記の内容に加えて、これまでの研究では、個々の果実の栄養分を分析しその果実の運命を追跡するということや、樹上性動物が地上性動物の採食に与える影響を直接的に明らかにしたものは存在していない。そこで修士論文では、このイチジク種の果実を利用する動物群のより具体的な関係性について明らかにすることを目的とする。  今回AS-HOPE事業で行われた調査では、修士論文の調査地となるマレーシア・スカウ・キナバタンガン川下流生物サンクチュアリにおいて、調査対象とするイチジクの調査を行なった。キナバタンガン川沿いに生えている同種のイチジク100本について、それぞれ果実の結実状況、成熟している果実の割合、観察のし易さなどを調べた。加えて、調査したイチジクの中から1本選び、実際に定点観察を行ない、どのような動物種がイチジクに訪れ、どのような採食行動をしているのか観察した。本調査では、カニクイザルとサイチョウがイチジクを食べる様子が確認された。これらの本調査で得られたデータをもとにして、修士論文の調査方法等について今後さらに詳しく検討していく。


Fig fruit


A fig tree, observation object


A scene Cynomolgus eating fig fruit

AS-HOPE Project<>