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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-23-034

野生チンパンジーの生息地の視察

報告者:齋藤 亜矢

期間:2011/8/17 - 2011/8/26

 申請者は、芸術の起源をテーマにチンパンジーとヒト幼児の描画行動について認知心理学研究をおこなってきた。今年度より赴任したチンパンジー・サンクチュアリ・宇土では、飼育下のチンパンジーの遊び行動をテーマとして研究をすすめており、また熊本市動植物園と連携して他の動物種の遊びについての他種間比較研究もおこなう予定である。それぞれの種にとって興味を喚起し、さまざまな行為のレパートリーを引き出すような条件を検討することで、認知的エンリッチメントを目的としている。野生のチンパンジー、その他の野生動物の本来の環境下での行動を実際に観察することにより、飼育下のチンパンジーや他の動物での実験・観察研究に反映させる。

 ゴンベ国立公園で野生チンパンジーの観察をおこない、母と子の小さなグループが森の中を移動しながら次々と離合集散する様子を追うことができた。個体同士のグルーミング、パントフートとその応答、合流したαオスへの挨拶、樹上で果実を採食しながらのフードグラント。はじめての野生のチンパンジーの観察で、ごく日常の行動が新鮮に感じられた。子どものチンパンジーも多く、幼児の一人遊びや、母親や姉に遊んでもらう様子、追いかけっこやレスリングなどの子ども同士の遊び、木の枝のベッド作りやシロアリ釣りの道具使用も観察することができた。JGIタンザニアのアンソニー・コリンズさんには、TACAREの実験林を見学しながら、保全活動の実際も伺った。その後セレンゲティ国立公園で、普段動物園で見慣れている動物たちが本来の生態環境で行動する様子を観察した。たいていの動物が群れでおり、そのメンバー構成には子どもが含まれていることも多い。ごく短い滞在ながらさまざまな行動を観察することができ、ゾウやインパラの子どもなどが遊ぶ様子も見られた。


ベッドを作って寝そべる7歳のメスのチンパンジー ゴンベ・ストリーム国立公園


泥浴びの後、牙を軽く突き合わせるオスのゾウ セレンゲティ国立公園

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