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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-23-G010

ポケゼミ「チンパンジー学実習」OB/OG生による野生オランウータン観察実習

報告者:栗原 洋介

期間:2011/11/22 - 2011/11/29

 マレーシア・ボルネオ島は生物多様性ホットスポットのひとつとして知られている。多種の野生生物が生息する地域である一方、伐採やプランテーションの拡大により、それらの生息地の縮小・分断が進行している。それに伴い、さまざまな野生生物を対象とする保全活動が進められている。今回はボルネオオランウータンを対象とした霊長類の行動観察を行うとともに、熱帯雨林生態系についての理解を深めることを目的とした。

 ダナムバレー森林保護区においてBorneo Rainforest Lodge(BRL)に滞在し、野生オランウータンの行動観察および熱帯雨林に生息する野生生物の観察を行った。6日間の滞在中、母子およびフランジオスを含む、計7個体のオランウータンを観察した。果実の利用可能性が低い時期であったためか、観察個体はフォールバックフードとして知られるFicus果実、葉や樹皮を主に採食していた。他にも、ネストづくりや母子個体間のインタラクション、カニクイザルとの同一採食樹利用などを観察することができた。カニクイザルとの関係は昨年セピロクで観察したものとは大きく異なっていて、オランウータンとマカクとの種間関係について考えさせられた。また、現地で調査を行っている研究者およびBRLのスタッフから、ボルネオオランウータンをはじめとした熱帯雨林生態系にかんする情報収集を行った。


A female orangutan, YAMATO, resting on a tree


A flanged male, ABU, feeding on leaves

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