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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-23-MA11

マレーシア・サバ州の自然保護区における野生動物研究研修

報告者:小林 俊介

期間:2011/6/17 - 2011/7/3

マレーシア・サバ州はボルネオ島の北東部に位置し、非常に多様な自然環境を持ち様々な野生動物が生息していることで知られる。特に、サバ州法によって設立されたサバ財団が管理運営する、ダナムバレー、マリアウベイスン、インバックキャニオンの3つの自然保護区には、ボルネオでも特筆すべき自然環境と野生動物が残されており、保全のための研究が求められている。今回の渡航では、サバ財団の要請を受けて、特に研究が遅れているマリアウベイスン自然保護区とインバックキャニオン自然保護区での野生動物研究を推進するために、両保護区で野生動物研究に関するフィールド研修を行うとともに、京都大学霊長類研究所とサバ財団およびサバ州野生生物局との研究協力協定締結式、およびその記念ワークショップに参加することを目的とした。また、修士研究をサバ州のセピロク自然保護林で行うことを予定しているため、併せて現地での研究打ち合わせを行うことを目的とした。

 今回の渡航ではインバックキャニオン自然保護区、マリアウベイズン自然保護区、セピロク自然保護区を訪問した。 インバックキャニオンではトレッキングなどに取り組み数種のシベット類やギボンなどを観察することができた。また、新しいベースキャンプを作るにあたっての記念植樹式などに参加した。 マリアウベイズンにおいてはキャンプを行い、熱帯ヒース林や土壌が貧弱でウツボカズラが多く分布する特殊な植生、サポニンなどの化学物質の影響で水が黒色となっている河川などを観察することができた。特にスタディーセンターの周辺では、ギボンやヒゲイノシシなどを観察することが出来、またナイトドライブやナイトウォークでは夜行性のシベットやオオムササビの仲間などを観察することが出来た。 セピロクでは現地機関と修士研究の打ち合わせをするとともに、オランウータン、ブタオザル、ヒヨケザル、カワセミやマメジカの観察をすることが出来た。


調印式会場



トレッキング



動物観察 インバックキャニオンにて


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