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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-23-MA14

マレーシア・サバ州の自然保護区における野生動物研究研修

報告者:ヨシダ ヤヨイ

期間:2011/6/24 - 2011/7/1

 ボルネオ島の北東部に位置するマレーシア・サバ州には、非常に多様な自然環境が存在し、様々な野生動物が生息している。特に、サバ州法によって設立されたサバ財団が管理運営する、ダナムバレー、マリアウベイスン、インバックキャニオンの3つの自然保護区には、ボルネオでも数少ない貴重な自然環境と野生動物が残されており、保全のための研究が求められている。サバ財団の要請を受け、特に研究が遅れているマリアウベイスン自然保護区での野生動物研究を推進するために、野生動物研究に関するフィールド研修を行うとともに、京都大学霊長類研究所とサバ財団およびサバ州野生生物局との研究協力協定締結式、およびその記念ワークショップに参加する為に派遣を必要とした。

 マリアウベイスン自然保護区に棲息する野生動物および森林植性を観察する為、保護区内に設置されたベースキャンプまで片道約10kmの山道トレッキングや夜間観察(車中から観察)を行った。 トレッキング中、鳴き声や葉音を頼りに数種類の鳥類の観察、大型哺乳類の採食痕跡などの観察を行った。しかし、鬱蒼とした森林の中で、50m以上離れている動物を探し、種を同定する事は非常に難しい。また夜間の観察では、サーチライトによる捜索を行った。夜間に茂った森の中で動物を発見する事は、昼間以上に難しい。早朝と夕方、動物の声が森の中に響きわたる瞬間がとても印象的であった。  森林内研修後、締結式およびワークショップに参加した。サバ州で行われている自然環境保護に向けた、地元の研究者による研究紹介や今後の方針について話し合われた。ワークショップの企画として設けられた、小グループによるディベートに参加し、環境保護に向けた今後の取り組みについて意見交換を行った。様々な立場の方と意見を交換する事ができ、非常によい経験となった。

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