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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-23-S017

タイ霊長類の形態学的多様性および保護の現状調査

報告者:濱田 穣

期間:2011/9/5 - 2011/ 9/13

 霊長類の身体形態の多様性とその進化要因を明らかにするためには、多様な霊長類を対象とする必要がある。5種のマカクが分布するタイは、良い研究調査地である。また、マカク類と生息地を共有する他分類群霊長類(コロブス亜科霊長類やテナガザル)との間での棲み分けも興味深い研究対象である。地上性、植生、食性、活動パターン、ヒト活動への抵抗性などの面で、マカク類は種間で、また他分類群と棲み分けていると考えられるが、形態特徴の比較によってそういった適応面が明らかにされるため、タイでの研究が必要である。  経済発展の著しいタイでは、野生個体群の絶滅がある反面、お寺や公園などに生息する個体群は個体数を増大させ、近隣の住民へ害をもたらすなど、保護の面で、さまざまな状況が見られる。霊長類の生息状況に即して、保護をすすめるため多様な方策の研究が必要である。

 学部学生を引率し、霊長類形態多様性研究を指導した。まずチュラロンコーン大学でタイの生態学、野生生物多様性とその現状についてのシンポジウム(英語)を受講した。フィールド調査では、カニクイザル、ベニガオザル、キタブタオザルとシロテテナガザルを対象として、身体サイズとプロポーション、体色や体毛パターンの多様性、採食行動観察、歩行動作観察、活動性(地上性-木登り頻度)などの機能形態学的比較を行った。カニクイザルはAmnat Charoen県Phana郡の人居住区近くのドン・プー・チャオ(日本の鎮守の森のように残された林)に生息する孤立個体群であり、毛色や毛並みで個体変異が比較的多く、また社会行動の面でもユニークな「サル団子」行動が見られた。ベニガオザルは、地上性が強いこと、幼児を媒介とするユニークな行動が見られることを観察するとともに、禁猟区に生息するが、近隣の農作物を食害している状況について、文化(仏教信仰)と経済の面から考察した。キタブタオザルとシロテテナガザルは国立公園に生息し、厳重に保護されていて、食性・社会・行動パターンについて比較した。













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