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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-24-004-1

野生ボルネオオランウータンの採食行動に関する研究

報告者:金森 朝子

期間:2012/9/10 - 2012/9/20

ダナムバレー森林保護区で野生オランウータンの調査を2004年より開始して9年が経過した。調査地における個体識別及び血縁関係、各個体の遊動域や行動、食物、他の個体との社会関係を明かにするために、長期モニタリングを継続して行っている。今回の調査では、オランウータンの追跡調査による定住個体の確認と食物植物サンプルの回収、落下果実センサスとネストセンサスを行った。

2012年9月10日、マレーシア、サバ州都コタキナバルに到着した。その翌日9月11日に、ダナムバレー森林保護区にあるKuala Sungai Danum Research Station(以下KSDRS)に移動し、9月18日まで、野生オランウータンの野外調査を行った。今回は、2005年度よりモニタリングをしているYoung Female ( Lina)が、2012年7月末に、赤ん坊を出産したという情報を得ていたので、母子ともに健全なのを確認するために、3日かけてLinaを探索した。4日目になって、Linaが調査小屋から900m離れた場所にいるのを発見した。Linaは2010年5月に初めて出産しているが、研究者が2010年7月に発見したときには、すでに赤ん坊を携えていなかった。今回は2度目の出産になるが、無事に子供が育つよう見守るためにも、今後も定期的にLinaと赤ん坊を観察していく予定である。今回の調査では、Linaを探索するため、広域にわたってトレイルを数回往復したため、オランウータンとの遭遇頻度が通常よりも高く、レジデントである2組の母子と2頭のJuvenileも確認することができた。 9月19日に、サバ大学にて、今回の調査の報告と今後の打ち合わせを行い、9月20日に帰国した。


オランウータンの母親(Lina)と赤ん坊


オランウータンの子供

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