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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-24-015

ミャンマーのイラワジ化石哺乳類とインドの現生哺乳類の骨形態比較

報告者:西岡 佑一郎

期間:2012/5/27 - 2012/6/17

ミャンマー中部の上部イラワジ層(後期鮮新世〜前期更新世の地層)からは、ハヌマンラングール(Semnopithecus)を初めとした哺乳類化石が多く産出している。ハヌマンラングールは現在、南アジアと中国に生息しているが、ミャンマーには分布していない。その他にも、ウシ科のニルガイ(Boselaphus)などインド地域の現生哺乳類と密接に関連した動物群がイラワジ層から発見されており、インドの現生哺乳類標本を調査することで、ミャンマー中部の哺乳類化石相が明らかになると考えた。

 本調査ではまずインドのボンベイ自然史博物館を訪ね、イラワジ層産哺乳類化石標本とインドの現生標本を形態的に比較し、両標本間の類似性および系統関係を調べた。標本は、オナガザル科のSemnopithecus属, ウシ科のAntilope属, Capricornis属, Boselaphus属, Tetracerus属, Gazella属, マメジカ科のMoschiola属, ネズミ科のMaxomys属, Madromys属, Golunda属, Rattus属, Millardia属, メクラネズミ科のCannomys属, ヤマアラシ科のHystrix属, Atherurus属を観察し、それぞれ形態データを取得した。また、齧歯類は帰国後に厳密な形態比較を要すため、精密な歯型を作成した。

  ミャンマーの渡航では、中部の化石産地(グウェビン地域)にて発掘調査および地質調査を行った。今回の調査は霊長類や齧歯類のような小型哺乳類化石の標本追加を目的とし、Semnopithecus4点、齧歯類93点採取した。また、地質調査では柱状図を作成し、産出地点間の層序関係を調べた。調査の後半はこれまでに発見された化石標本を整理し、博士論文のためのデータを取得した。とくにインドで観察対象としたウシ科と齧歯類については化石標本の分類を見直し、両者の関連性について改めて考察した。


ボンベイ自然史博物館にて齧歯類標本の観察


ミャンマー・イラワジ層にて発掘調査


サルの化石(右下犬歯)を発見したところ

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