認知学習分科

認知学習分科では、ヒトの脳とこころの進化の理解にむけて、サルのみならず、ヒトや様々な動物まで幅広く対象とした、行動心理学、神経科学、認知科学研究を展開しています。

このような研究に、サルを対象として、コミュニケーションをはじめとする様々な行動の発現について、生得的な基盤や学習がどの程度貢献するのかといった研究や、言語進化の系統的理解やそれに関連した研究があります。これらの研究では、詳細な行動観察をするだけではなく、その行動を実験的に裏付けることを目指しています。このため、フィールドにおける行動学から、実験室における実験心理学まで様々な手法を用いています。

また、ヒトの精神障害や発達障害の進化起源を探ることを通じてヒトの脳機能の進化の過程を解明する試みも行っています。この研究では、おもにヒトや動物の(1)ソーシャルネットワークに関する脳機能とその障害、(2)環境(ストレスや食生活など)が脳発達に与える影響、の2つに着目し、ヒト、サル、その他の動物(マウス、ラットなど)を対象に、行動観察や心理実験から近赤外分光法を用いた脳活動計測、遺伝子解析まで様々な実験手法を用いて研究を行っています。

さらに、発達障害の認知的特性の解明に取り組んでおり、基礎的な知見を元に、発達障害児への学習支援といった応用研究を積極的に推進しています。



認知学習分野のページ