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共同利用報告

共同利用番号 H25-B5

ニホンザルにおける歯の組織構造と成長

加藤 彰子 , Tanya Smith

これまでに我々は、ニホンザルを含む6種類のマカクの歯冠エナメル質の厚みについてX線CT画像解析により調査をおこなってきた。その結果、平均的エナメル質の厚み(AET)と相対的エナメル質の厚み(RET)は種間で有意な差が認められ、特にカニクイザルとブタオザルではAETが低く、ニホンザルとバーバリーマカクではAETが高い結果となった。上下顎ともに第一大臼歯のAETは各マカクの生息範囲を代表する緯度との間に有意な正の相関関係が見られた(p<0.001)。RETの比較ではAETで見られた結果とは異なる種間差が認められた。つまり、RETはベニガオザルで相対的に小さく、カニクイザルで相対的に大きな厚みとなった。ニホンザルのRETは全6種の中では最も大きな厚みが認められた。これらの結果と生息環境および食性との関係について先行研究を基に考察し、AJPA(American Journal of Physical Anthropology)に現在投稿中である。今後は、大臼歯の歯冠エナメル質に認められる成長線を用いて歯の形成速度と食性との関係を調査していく予定である。