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研究メンバー

石村 有沙

腸管に発現する視物質様タンパク質OPN3の機能解析

ゲノム細胞分科D1

石村 有沙ISHIMURA Arisa

Tel:0568-63-0355 E-mail:ishimura.arisa.54m@st.kyoto-u.ac.jp

関心と研究テーマ

生物が視覚以外にどのように光情報を利用しているかということに興味があります。多くの後生動物で光受容体としてはたらいているのはオプシンと総称されるタンパク質で、生物間ではもちろん各生物内でも複製されて多様化し、視覚以外にも体内時計の光同調など様々な機能を担っています。ヒトにも9種類のオプシンが存在し、ロドプシンと3つの錐体視物質を除いた5種類は主に非視覚機能に関わっています。その中でOPN3と呼ばれるオプシン(およびそのホモログ)はゼブラフィッシュやマウス、ヒトなど多くの脊椎動物で眼、脳、消化管など多くの器官に発現していますが、その分子的性質や機能についてはよく分かっていません。ヒトやマウスのOPN3は培養細胞で発現させたものでは光応答が確認できておらず、本当に光受容体であるかもよく分かっていない謎の多い分子です。特に外界との接触が多く、外界からの光が当たるとは考えにくい腸管において、OPN3というオプシン様タンパク質がどのような機能を果たしているのかをヒトに進化的に近い霊長類をモデルに解明したいと考えています。

略歴

2018年3月 東京都立日比谷高等学校 卒業
2018年4月 京都大学 理学部 入学
2022年3月 同上 卒業
2022年4月 京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 修士課程 入学

発表(日本語)

発表(英語)

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